Salesforceが新たに、日本語対応の「Tableau Next」を発表しデータ活用を加速！

Salesforceが新たに「Tableau Next」を日本語で提供開始

株式会社セールスフォース・ジャパンは、AIによるビジネスインテリジェンスの進化を遂げた新プラットフォーム「Tableau Next」の日本語での提供を2025年6月15日より開始すると発表しました。これは、従来型のBIを超え、各現場の意思決定をAIに基づいて自動化したインサイトを提供するものです。

Tableau Nextの概要

Tableau NextはSalesforceのHyperforce基盤の上に構築されており、二つの中核技術が組み込まれています。一つ目はAIエージェントプラットフォームのAgentforce、二つ目はインテリジェントなセマンティックレイヤーのTableauセマンティックです。また、Data Cloudとの統合により、統一されたビジネス定義で高い信頼性のデータ分析が行えます。

主な機能

- ビジュアライゼーションとアクション: Tableau Nextのユーザーインターフェースは、直感的で表現力豊かなものが設計されており、視覚的にどのようなデータを扱っているか容易に理解できるようになっています。メトリクスを自由に配置でき、見つけたインサイトが業務にすぐに反映させられます。

- Tableauセマンティック: この機能により、全てのデータがビジネスコンテキストを持つようになり、ユーザーは共通のビジネス用語でデータにアクセスできるようになります。一貫性のあるインサイト提供が可能になり、AIがデータをより正確に解釈する基盤を作ります。

- Agentforceの統合: ユーザーのタスクを効率的に支援するエージェント型分析プラットフォームです。「Concierge」や「Inspector」などのスキルを利用することで、迅速にインサイトを得たり、リアルタイムで異常値を検出することができます。

日本市場での展開

「Tableau Next」の日本市場への導入を進めるため、セールスフォースは以下の施策を実施しています。

- エージェント型分析のBlueprint: データドリブンな企業文化の醸成を支援するためのフレームワークが刷新され、全社でのデータ活用を促進するためのベストプラクティスがまとめられています。

- Tableau Community Slackワークスペース: 日本国内のユーザーが集まり、製品についての質問や情報交換を行う場所が新設されました。

主要パートナーとの連携

Salesforceは、日本市場でのデータ活用推進のために多くの国内パートナーと連携を強化しています。
NTTデータやNEC、リバネスナレッジと協力し、実践的なユースケースや導入支援体制を整えています。例えば、NTTデータは「SmartAgent™」という構想の中核を成すTableau Nextの活用を通じて、業務の効率化と意思決定の質向上を図っています。

まとめ

Salesforceの新しいプラットフォーム「Tableau Next」は、日本のお客様にとってAIとデータ活用の新しい道を開くものです。信頼性の高いデータを通じて、シームレスなインサイト取得からアクション実行までを実現し、企業の競争力をさらに高める支援を行います。今後も継続的に日本企業のデータドリブン経営の推進と顧客関係の強化に貢献してまいります。