令和6年度における大学選抜状況の実態調査結果

令和6年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況



2023年11月27日、文部科学省より令和6年度の国公私立大学と短期大学に関する入学者選抜の実施状況についての発表がありました。この結果には、志願者数の変動や選抜方式別の入学者数の詳細が含まれています。

1. 大学の志願者数と倍率


国立大学の入学志願者数が前年より増加した一方で、公立大学および私立大学の志願者数は減少しています。この状況は、将来の大学選びに多くの影響を及ぼす可能性があります。_以下は、各大学の入学志願者数と倍率の概要です:_

区分 入学志願者数 志願倍率
---------
国立 358,585人 3.8倍
公立 155,568人 4.6倍
私立 3,764,946人 7.5倍
4,279,099人 6.8倍

2. 総合型選抜の傾向


総合型選抜においては、国公私立全ての大学で入学者数が増加しています。この流れは、特に多様な選抜方法が学生にとって魅力的に映っていることを示しています。

年度 国立大学 公立大学 私立大学
-- -- -- -- ----
令和4年度 5,439人 1,294人 1,708人 78,175人
令和5年度 5,744人 1,445人 1,773人 85,204人
令和6年度 5,981人 1,611人 1,812人 90,928人

これからの選考において、国立大学や公立大学の人気がさらに高まる可能性があります。

3. 学校推薦型選抜の影響


学校推薦型選抜でも、国立および公立大学では入学者数の増加が見られる一方で、私立大学では減少傾向が続いています。

年度 国立大学 公立大学 私立大学
-- -- -- -- ----
令和4年度 11,450人 8,823人 1,893人 207,184人
令和5年度 12,015人 9,083人 1,939人 203,375人
令和6年度 12,242人 9,267人 1,963人 193,040人

このことから、推薦型選抜がこの先ますます注目される選抜方式となる可能性が高いと考えられます。

4. 短期大学の動向


短期大学については、公立および私立短期大学での志願者数が減少しています。これにより、志願倍率も下がっている現状があります。

区分 入学志願者数 志願倍率
---------
公立 3,759人 1.5倍
私立 37,716人 0.9倍
41,475人 0.9倍

短期大学への入学者数の減少は、教育システム全体においても大きな影響を与える可能性があります。

まとめ


文部科学省の発表によると、令和6年度の大学及び短期大学の入学者選抜実施状況には明確なトレンドが見られます。国立大学や公立大学が人気を集める一方で、私立大学や短期大学は入学者数の減少が見られ、このことが教育界全体に与える影響について今後も注視していく必要があります。

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