ふるさと兼業支援
2021-02-19 15:31:30
ふるさと兼業の新プログラム、マッチング後の支援が始まる
ふるさと兼業は2018年から運営されている、地域特化型の関係人口マッチングプラットフォームで、これまで様々な地域課題に直面してきました。特に、マッチングが成立した後の支援が不足しており、多くのプロジェクトが途中で頓挫する事例が多発していました。調査によれば、過去に実施した11社中8社がマッチング後の数ヶ月以内にプロジェクトの頓挫や人材契約の解消という問題を抱えたことが明らかになっています。
このような背景から、ふるさと兼業は自身のプログラムを見直し、マッチング後の支援体制を強化することを決定。2023年からは関係人口定着支援パッケージを提供し、特にマッチング後に必要な支援に重点を置いています。
この新しい支援プログラムでは、オンラインツールのリテラシー向上、契約手続きの支援、共通のプロジェクトルールの策定など、様々な側面からのサポートが行われます。特に、企業と参加人材の間での期待値や優先度のミスマッチを解消するための個別ヒアリングも行い、双方が効果的に協力できる体制を作っています。これにより、プロジェクトが途中で終了するリスクを大幅に減少させることができます。
また、ふるさと兼業ネットワークに属するリソースをプロジェクトに提供することで、より実効性のある成果を目指します。2019年度の段階では、プロジェクト終了前の途中終了率が約3%にまで改善され、2018年度の32社中31社がプロジェクトを完遂することに成功しました。
さらに、関係人口コーディネーターの養成プログラムも開始され、地域や支援機関が必要とする専門的な人材を育成することに力を入れています。このプログラムでは、応募からマッチング後のフォローまでの過程をトータルでサポートし、持続可能な仕組み作りを促進します。
こうした取り組みを通じて、ふるさと兼業は地域に根付いた新たな関係人口の創出を目指しています。これにより、地域の活性化や持続可能な社会の実現につながることが期待されています。
今後、ふるさと兼業は支援機関向けに説明会を開催し、関心のある自治体や機関を対象に詳細なプログラム内容を周知する予定です。説明会はオンラインで開催され、多様な情報提供が行われるほか、個別相談の窓口も設けられます。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
ふるさと兼業への参加は、地域の課題解決や活性化に繋がる大きな一歩です。地域に愛着を持ちながら、新たな価値を創出する関係人口の必要性が高まる中、このプログラムの成功に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人G-net
- 住所
- 岐阜県岐阜市吉野町6-2ブラザービル2階
- 電話番号
-
058-263-2162