医療の魅力を体験!子ども向け病院イベントの成功報告
2023年、河北総合病院で行われた「病院キッズ体験イベント」は、多くの子どもたちに医療職の魅力を伝える貴重な機会となりました。このイベントは20年以上前から毎年開催されており、コロナ禍を除いて毎回、多数の応募をいただいている大人気の行事です。実際の医療現場での体験を通じて、未来の医療従事者を育てることを目的に、今年は特に意味深い開催となりました。というのも、2025年6月に新たな場所に移転することが決まっているため、現病院での最後のイベントだったのです。
充実した体験内容
子どもたちは、医療機器を使用し、実際の医療職の業務を模擬的に体験しました。主な体験内容は以下の通りです。
- - 薬剤師:お菓子を用いた調剤や服薬指導を実施。
- - 診療放射線技師:超音波を使ってフルーツゼリーの中身を予測。
- - 消化器内視鏡技師:内視鏡を操作して箱の中の絵を探すゲーム。
- - 臨床検査技師:顕微鏡を使って実際の検体を観察。
- - その他の見学:リハビリテーション室や救急車も訪問。
参加した子どもたちは、普段触れられない医療器具に直接触れることができ、興味津々の様子でした。特に、顕微鏡を使った観察や薬剤師体験が好評で、多くの子どもたちが医療の仕事に関心を持つきっかけとなったようです。
参加者の声
イベント後のアンケートでは、子どもたちから多くの感想が寄せられました。以下はその一部です:
- - 「病院の中でたくさんの人と関わっていて、すごいと思いました。」
- - 「顕微鏡で見たものが1000倍にもなるなんて驚きました!」
- - 「ふだん使えない器具を使えるのは楽しかったです。」
- - 「病院内の見学ができて嬉しかったです。」
保護者からも感謝の声が多くあり、子どもたちに貴重な体験を提供してくれた医療従事者への感謝の気持ちが綴られていました。「普段聞くことのない医療職の話を、子どもと一緒に体験できたことが嬉しい」といった意見や、「苦手だった子どもが楽しんでいる様子に驚きました」といった嬉しい報告もありました。
未来の医療職へ
このイベントは、子どもたちが将来の進路について考える一助となったことでしょう。医療現場への興味が芽生えた子どもたちが、将来的に医療職を志すきっかけになることが期待されます。河北総合病院では、今後も地域に根ざしたイベントを通じて、医療への理解を深め、次世代の医療従事者の育成に努めていくことでしょう。
このような機会を通じて、医療についての理解と興味を持った子どもたちが、将来的に人々の健康を支える存在になる日を楽しみにしています。