蒲郡みかんプロジェクト「みかん食堂」が新しい地元の魅力を発信

蒲郡みかんプロジェクト「みかん食堂」が始動

愛知県蒲郡市で新たに始まった「みかん食堂」プロジェクトは、地元特産の蒲郡みかんを新しい形で楽しむ機会を提供します。この取り組みは、地域創生を目指す株式会社イノベーションパートナーズが進めており、地元の飲食店と連携して「蒲郡みかんを味わいつくす」食体験を創出しています。

背景と目的

蒲郡市は温暖な気候と優れた水はけによる地形から、全国でも有数のミカン生産地として知られています。市内では早生みかんや青島、はるみ、デコポンなど、さまざまな品種が年間を通じて栽培されています。本プロジェクトでは、この豊かな地域資源を用いて「地元で採れたみかんを、地元で美味しく楽しむ」ことをテーマとし、地域の農業や飲食、観光業が協力し合って新たな価値を創出しようとしています。

第一弾プロジェクトの発表

記念すべき第1弾は、3月18日に蒲郡市役所内の食堂「キッチンささや」で実施されました。ここでは、蒲郡みかんを使った定食メニューが提供され、「若鶏のレモン煮」をアレンジした期間限定の一品が話題を呼びました。このメニューは、みかんならではの爽やかな香りと甘みが際立ち、地元の人々にも親しまれる味となっています。

今後は、「料理うえむら」や「和心創作料理つるはら」と連携し、みかんを活用した創作メニューの展開にも期待が高まります。それぞれの店舗でオリジナルの「みかん食堂」ならではの味わいを楽しむことができるでしょう。

今後の展開

「みかん食堂」では新メニューの開発を続けるだけでなく、みかんを使った弁当メニューや体験型コンテンツも企画しています。また、JA蒲郡市と飲食事業者が連携して、これまで廃棄されていた規格外のみかんを有効活用する取り組みも始める予定です。観光業とのクロスオーバー企画も進行中で、地域資源としての蒲郡みかんを発信していく考えです。

連携飲食店のご紹介

株式会社笹やGroup

蒲郡市内で、新鮮な地魚を使用したメニューが豊富な居酒屋「酒味浪漫笹や」。ラーメン屋「海魅浪漫ささ屋」では深海魚「メヒカリ」を食材として使用した魚醤ラーメンが人気です。こちらでは、定食屋として「がまごおりじなるKITCHEN SASAYA」と「キッチンささや」も運営しています。

料理うえむら

愛知県蒲郡市で、昭和49年から続く会席料理の専門店です。「伝統の技」と「おもてなしの心」を守り、弁当や宴会、法事など多彩なニーズに応えています。

和心創作料理つるはら

蒲郡駅北口から徒歩3分の場所にある和食料理屋で、旬の野菜や地元のお魚が楽しめます。リーズナブルな価格で懐石コースや丼ものを提供しており、多くのお客様に支持されています。

株式会社イノベーションパートナーズの取り組み

「すべての『コト・モノ・ヒト』にイノベーションを」をテーマに、地域事業者や自治体と共に「関係人口の創出・拡大」や「地域の高付加価値化」を目指しています。地方創生テレワークアワードでは地方創生大臣賞を受賞するなど、注目を集めています。地域の魅力を引き出すための活動に今後も期待が寄せられます。

このように「みかん食堂」は蒲郡みかんの新しい楽しみ方を提案し、地域の魅力を伝えるための新たな舞台を提供しています。今後の展開にも注目が集まることでしょう。