ハイエンドな着物
2025-12-16 14:52:11

循環型社会を目指す新ハイエンドブランド「HOUSE of MATOI」が始動

循環型社会を目指す新たなファッションブランド「HOUSE of MATOI」



株式会社ワサビが発表した「HOUSE of MATOI」は、リユース着物を基にしたハイエンドアップサイクルブランドとして、ファッション界に新風を吹き込もうとしています。このブランドは、歴史ある日本の着物を現代的なデザインに再構築し、新たな価値を提供しています。

着物の再解釈



「HOUSE of MATOI」は、単なるリユースではなく、日本の伝統文化である着物に宿る物語や背景を深く理解し、それを現代に生かすことを目的としています。デザイナーたちは、各着物の素材やデザインに込められた意味を読み解き、現代の美意識に合った服作りを行っています。これにより、着物はただの過去の遺品ではなく、現代のライフスタイルにフィットする作品に生まれ変わります。

その結果、例えば、黒留袖を使ったモダンスカートや華やかな絞り染めの和パンツなど、独特の美しさを持つアイテムが誕生しました。これらの商品は、すべて公式オンラインストアで購入可能で、2月中旬より順次発送を開始する予定です。

持続可能なものづくり



「HOUSE of MATOI」のものづくりは、バングラデシュのパートナー工房との協力によって実現されています。この国は縫製業が盛んであり、フェアトレードの理念に基づいた公正な労働環境が整っています。ワサビは、この環境の中で安定した賃金や安全な労働環境の提供を重視し、教育や技術継承にも注力しているとのこと。これらは「寄付」ではなく、「仕事」としての関係を築くことを目指しています。国境を越えた協働によって人と文化が循環することが、新しいファッションのスタイルを生み出す背景となっています。

ワサビのビジョン



株式会社ワサビは、これまでも日本のリユース品を世界に届ける事業を展開してきました。創業者の大久保裕史氏は、新品を大量に生産することで地球環境が損なわれている現実を痛感し、眠っている美しい着物を次の世代へつなぎたいと考えました。リユース文化を単なる流通にとどめず、深く育てていく企業としての使命感が「HOUSE of MATOI」の誕生の背景にあるのです。

商品選択の幅



  • - 黒留袖と松皮菱模様の和モダンスカート:132,000円(税込)
  • - 華やか絞り染めの和パンツ:132,000円(税込)
  • - 霞模様の黒袖モードコート:176,000円(税込)

これらは、洗練されたデザインが特徴であり、それぞれの衣服には日本の美意識が色濃く反映されています。価格は高めに設定されていますが、それは品質とデザインの高さを考慮したものと言えます。

まとめ



今後も「HOUSE of MATOI」は、素材やデザイン、技術の新しい融合を通じて、循環型社会を支える美しいファッションのあり方を提案していくでしょう。株式会社ワサビの挑戦とその背景にある思想に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社ワサビ
住所
大阪市北区梅田大深町3番1号大深町3番1号 グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル コラボオフィス8階K812号室
電話番号
050-5838-3170

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