京都鴨川近くに宿泊施設「KYOTO MACHIYA COLLECTION」オープン！

2024年10月、京都鴨川近くに、築130年以上の京町家をリノベーションした宿泊施設「KYOTO MACHIYA COLLECTION」がオープンします。このプロジェクトは、空間プロデュースパートナーとして参加した株式会社空間編集舎が推進しており、古くから続く京都の伝統的な住居の美しさを次世代に継承することを目的としています。

京町家再生プロジェクトの背景

昔から存在している京町家の建物は、京都の歴史や文化を象徴しています。しかし、現在は多くの京町家が空き家となり、その価値が見過ごされているのが現状です。このプロジェクトは、そんな京町家をリノベーションすることで、過去と未来をつなぐ重要な役割を果たすことを目指しています。特に、鴨川ガーデンズでは、地域の文化と歴史を大切にしながら、新しい命を吹き込む空間を提供します。

リノベーションのチームと課題

築130年の京町家を改修するにあたっては、基礎の変形や柱・梁・壁の歪みなど、伝統的な建物特有の問題が浮上します。このため、新築の倍以上の施工労力が必要で、高騰する資材価格や職人不足などの課題に直面しています。しかし、プロジェクトチームはこれらの困難を克服し、古民家特有の魅力を最大限に引き出すことを目指すことに取り組んでいます。

デザイナーや建築士、職人たちは密に連携し、歴史的な価値を残しつつ、現代的な快適さを追求した空間を創り出していきます。それにより、訪れる人々に新しい体験を提供する宿を実現します。

食と文化の融合で生まれる新たな体験

「KYOTO MACHIYA COLLECTION」では、鴨川の自然に囲まれた美しい景観を生かし、宿泊者が音色を感じることができる空間を目指しています。また、地域の素材を使った内装や外装にもこだわり、京都の伝統的な工法を活かした仕上げを行っています。

宿泊者は、京都の文化や歴史を体感しつつ、快適に過ごすことができるでしょう。お風呂はこの施設の象徴とも言える重要な要素で、地元の職人たちが手掛けた特製の陶器風呂や木風呂を体験できます。