女性キャリア支援
2025-08-07 14:21:26

8社が連携して推進する女性キャリア支援「クロスメンタリング」の全貌

8社が連携して取り組む「クロスメンタリング」とは?



最近、女性のキャリア開発を支援するために、8社の企業が合同で「クロスメンタリング」という新しい取り組みを開始しました。このプログラムは、メンターとメンティーが異なる企業間で組み合わさり、相互に成長を促進するものです。参加企業にはアデコ、イオン、エスエス製薬、シチズン時計、TOPPANホールディングス、パナソニック コネクト、明治ホールディングス、ルネサンスが含まれており、2025年度に向けた参加者の増加が見込まれています。

クロスメンタリングの背景



この取り組みは、2022年度に経済産業省によって実施された「企業横断型メンタリングプログラム」がきっかけとなり、2023年にはアデコ、パナソニック コネクト、ルネサンスの3社で初のイベントが行われました。参加者の満足度が高かったことから、2024年には5社、2025年には8社に拡大し、約7か月間のメンタリングプログラムが実施されることになりました。

実施の目的



このプロジェクトの主な目的は、女性社員のキャリア目標の達成を支援することです。また、メンターとメンティーの交流を通じて、相互支援のネットワーキングを構築し、ジェンダー平等の促進にも寄与することが期待されています。具体的には、メンターは部長クラス以上の女性社員、メンティーは課長クラスの女性社員から選ばれ、各社から2名ずつの選出で、合計32名の参加者がいます。

実施の概要



プログラムでは、1対1のメンタリングセッションを原則対面で3回行います。中間共有会では、参加者同士の学びの共有やロールモデル講演が予定されています。また、キックオフミーティングが7月23日に行われ、参加者たちが初めて顔を合わせる機会となりました。イオングループでのメンター経験を持つ中坊恵美氏がエールを送るなど、参加者の意気込みを高める場となりました。

参加企業の声



各企業の代表者たちも、この取り組みの意義を強調しています。アデコの籾山直威氏は、多様性とインクルージョンを推進することによって、より多くの女性が活躍できる環境の実現を目指していると述べています。イオンの渡邉広之氏は、異なる経験と視点を持つ女性同士の交流が参加者それぞれの成長に繋がることを期待していると語りました。

また、エスエス製薬の大巻愛氏は、企業の垣根を越えたロールモデルの重要性を強調し、各社の知見を共有することによって、女性社員のキャリア支援に貢献したいと考えています。シチズン時計の宮本佳明氏は、業種を超えたメンタリングによって新たな刺激を得ることの大切さを語り、参加者たちが励まし合う関係を築くことを願っています。

TOPPAN HDの奥村英雄氏は、女性の活躍を社会全体の課題として捉え、企業が協力して変わっていく時期が来たと感じています。パナソニック コネクトの玉田豊氏も、多様な視点の共有が健全な企業文化の醸成につながることを期待しています。

明治HDの関根利泰氏は、社員の自律と挑戦を重要視し、今回のプログラムが当社にとって新たなチャレンジであることを楽しみにしています。ルネサンスの武藤亮夫氏は、「生きがい創造企業」としての理念に基づき、業界を超えたキャリア支援の重要性を強調しました。

まとめ



このように、8社合同のクロスメンタリングプログラムは、単なるキャリア支援に留まらず、多様な企業文化交流や相互支援を通じて、社会全体の変革を促す可能性を秘めています。参加者たちがこの貴重な機会を活かし、より大きな成長を遂げることが期待される今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

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