スズキの組織変革プロジェクトで得られた新たな風潮とは
自動車業界の大手として知られるスズキ株式会社が、CGOドットコムの支援を受けて約6ヶ月間にわたり実施した組織開発プログラムの成果が注目されています。このプログラムは「ギャル式®︎コミュニケーション円滑化プロジェクト」と名付けられ、目的は世代や役職を超えた対話文化の醸成と事業部ミッションの“自分ごと化”を促進することでした。
実施背景
スズキ株式会社次世代モビリティーサービス本部では、近年の急速な組織拡大や新たなビジネスモデルの導入によって生じた課題がありました。これに対処するため、CGOドットコムが提案したプログラムがスタートしました。プロジェクトでは、参加者が「能動的に行動できる」「ビジョンへの共感を深める」「意見を自由に交わせる」環境を整えることが重点に置かれました。
プログラムの内容
このプログラムでは、3つの主要なステップが実施されました。
1.
ギャルマインド講座(初月)
プログラムのスタートを切るために、スズキ社員たちに「ギャルマインド」についての理解を深める講座が行われました。ここでは、直感やポジティブ思考を大切にし、自由な発想を促す環境が求められました。
2.
ギャル式ブレスト®️(2〜3ヶ月目)
次のステップでは、参加者が実際に「未来の移動」について考えるブレインストーミングセッションが行われました。役職を超えた対話を通じて、参加者の新たなアイデアが生まれ、創造的な議論が活発に展開されました。
3.
リフレクション(1ヶ月に1回 / 3ヶ月間)
プログラムの後半では、前半で培ったギャルマインドを日常的に実践するためのリフレクションが行われ、社内でのコミュニケーションを日々の中に取り入れていくワークが進められました。
成果
プログラムの成果は数値としても現れており、ギャルマインド指数は全体で+8.3ポイントの上昇が確認され、参加者の意識や行動が大きく改善したことが報告されています。参加者からは「自分の将来像を考えるきっかけになった」という声や、「意見を自由に言えるようになった」といった感想が寄せられています。これらは、参加者全員の意識が変化した証拠です。
参加企業の反応
プログラムを通じてスズキの次世代モビリティサービス本部の熊瀧潤也本部長は、コミュニケーションの重要性に触れ、ギャルマインドがもたらすポジティブな影響に期待を寄せています。彼は、「以前のやり方では限界があったが、ギャルマインドの導入によって新しい風が吹くことを確信している」と述べています。
今後の展望
CGOドットコムは、業種や業界を問わず様々な企業に対して、このような組織開発の支援を推進していく意向を示しています。このプロジェクトは、日々変わりゆく自動車業界において新たな価値巡りを創造するためのモデルケースと捉えられており、持続的な組織成長に寄与することが期待されます。今後の展開にも目が離せません。