パレスチナとガザの若者たちの声をつなぐオンライン対話の取り組み
2025年11月、パレスチナの若手リーダーたちとともに行われたオンライン対話セッションは、ガザ地区での人道支援や和平に向けた新たなアプローチを探る重要な機会となりました。NPO法人アクセプト・インターナショナルが中心となり、アフリカや中東で紛争解決に取り組む中で培った経験を元に、ガザの若者たちの声を日本に届けています。
このイベントは、ガザ地区の厳しい状況の中で、声を上げることの重要性を再確認させるものとなりました。若者たちが集い、相互理解を深めるための場所が必要であり、対話を通じた関係構築が和平の第一歩であることが強調されました。
アクセプト・インターナショナルの取り組み
東京都中央区に拠点を置くアクセプト・インターナショナル(代表理事:永井陽右)は、2023年10月7日のパレスチナ情勢の悪化以降、緊急な人道支援を行っています。具体的には、ガザ地区での給水支援や衛生環境の改善に努め、これまで1万4千人以上の避難民に対して援助を提供してきました。
その活動の一環として、様々な政党や市民社会から若手リーダーを集め、対話会を定期的に開催しています。これにより、従来の政治的な枠組みを超えた団結を目指し、和平に向けた新たなアプローチを模索しています。
オンラインだが人間味あふれる対話
2025年11月のオンライン対話では、エルサレムで活動するバトゥールやヨルダン川西岸のカヤードが参加。彼らは、対話なしに現状の改善は難しいこと、対話が重要であることを語りました。具体的には、「私たちがどのような問題に直面しているかを把握するためにも、対話が必要であり、それにより問題に立ち向かう手段が見えてくる」といったメッセージが発信されました。
特にバトゥールは、安心して話せる場の重要性を訴え、「それぞれが安心して話すことのできる対話の場が必要です。こうした場があることで、パレスチナの人々が声を上げる勇気を持つことができます」と述べています。
現場の声を伝えることの大切さ
対話の中で、ガザで人道支援に携わるネビーンも登壇。彼女は「現在、生き残っていることに幸せを感じる人が多い」としつつ、不安定な政治環境の中で希望を持つことの難しさを語りました。彼女もまた、対話を通じてイスラエルとの共存の可能性を信じ、将来に向けた希望のメッセージを発信しました。
さらに、別の若手リーダーが「ガザは単なる地図上の場所ではなく、人間性の試練の場です。私たちは平和と正義を求め続けています」と語り、その意志を強調しました。
今後に向けた期待
アクセプト・インターナショナルは、パレスチナ和平への道のりが政治的リーダーとの対話を通じても継続することを願っています。日本を含む国際社会の関心と支援が、ガザの人々にとって明るい未来を築く鍵となります。
これらの取り組みを広めるため、2026年1月31日までの寄付キャンペーンを通じて、必要な資金を集めています。市民社会からの支援が、現場での活動へのさらなる影響をもたらすことが期待されます。
日本からの寄付が、パレスチナの未来を形作る力になることを信じています。