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石狩市の新たな取り組み

石狩市は、市民の利便性向上と行政の効率化を目指して「行政事務デジタル化・オンライン化事業」を進めています。その一環として、新しい技術であるチャットボットの導入に取り組んでおり、これにより市民が必要な情報にいつでもアクセスできる環境を整えています。市は「いつでも、どこでも、いしかりオンライン市役所」をコンセプトに、複数の部署が協力したプロジェクトチームを組織しました。

チャットボットの背景と目的

新型コロナウイルスの影響により、対面でのサービス提供が難しくなる中、市民のセキュリティと利便性を確保するために、オンラインでの情報提供が不可欠となりました。この状況を踏まえ、市は日常業務における職員の負担を軽減しつつ、市民のニーズに応じたメニューを選定することを重視しました。具体的には、住民票や戸籍などの手続き、道路の通報や新型コロナワクチンに関する情報提供など、幅広いサービスを網羅しています。

提供されるメニューの詳細

新たに導入されたチャットボットでは、次のようなサービスが利用できます。

1. 住民・戸籍窓口
住民票や戸籍の取得方法、マイナンバーカードの申請手続きについての情報を提供します。
2. ごみの分別案内
捨てたいごみの名称を入力すると、正しい分別方法を教えてくれます。
3. 道路通報
市道の破損やその他のトラブルを報告する際に使えます。運用開始は2021年4月から予定。
4. 新型コロナワクチン情報
ワクチン接種に関する最新の情報を確認できます。
5. その他のサービス
気軽に雑談ができる機能や、石狩市に関連したクイズ、観光情報の提供も充実しています。

今後の展望

地域が主体となり、ICTを活用した持続可能な取り組みは、今後ますます求められるでしょう。石狩市とNTTネクシアは、今回のチャットボットのFAQを他の自治体と共有するプラットフォームを構築することで、地方のICT化を促進します。また、今後は電子申請などさらに便利な機能を追加し、より多くの市民がオンラインで行政サービスを利用できるよう、「いしかりオンライン市役所」の実現に邁進していく予定です。

利用方法

利用者はLINEまたは石狩市の公式ホームページを通じてチャットボットにアクセスできます。LINEを利用する場合は、「石狩市」公式アカウントを友だち登録すると、災害情報やワクチン接種情報を受け取ることができます。また、ホームページではQRコードを使って簡単にアクセス可能です。

新キャラクターの誕生

「使える」から「使いたい」へ、というコンセプトで、石狩市では無機質な情報提供だけでなく、楽しさも追求するための新キャラクター『鮭乃 筋子』が誕生しました。地域の魅力を発信し、より多くの人に気軽に利用してもらえるようなサービスを目指します。

石狩市の新たなチャットボットサービスは、地域に密着した市民サービスの変革を象徴しており、日常生活をよりこ便利に、そして楽しさをもたらすことに注力しています。

関連リンク

サードペディア百科事典: 北海道 石狩市 チャットボット オンライン市役所

Wiki3: 北海道 石狩市 チャットボット オンライン市役所