障がい者支援施設向け新たなeラーニングコンテンツが登場
障がい福祉サービスの現場における人手不足問題は、ますます深刻化しています。特に特定の専門知識やスキルを持つ職員が不足する中、新たな取り組みとして外国人スタッフの雇用が注目されています。これを受けて、NPO人材開発機構が運営するオンライン研修サービス「サポーターズカレッジ」(通称:サポカレ)では、8月から新たに「はじめての外国人スタッフの雇用」というコンテンツが提供されます。
このeラーニングは、外国人スタッフの雇用を考えている法人や事業所に向けて、必要な在留資格に関する基礎知識から、受け入れ準備、円滑なコミュニケーションの実践までを系統立てて解説します。具体的な内容として、在留資格制度の違いや特長、雇用時の留意点を分かりやすく整理し、受入れプロセスにおける具体的な実務ポイントも紹介します。
新コンテンツの主な内容
1.
外国人スタッフの在留資格について
まず、第1回目では、在留資格制度に関する基礎知識を学びます。EPA、介護、技能実習、特定技能など、各制度の目的や受け入れの条件を理解することで、適切な雇用のための基盤を築くことができます。
2.
はじめての受入れ準備
第2回目では、受け入れが決まった後の手続きについて具体的に説明します。面接や雇用契約の締結、そして地域との関わり方まで、細やかな準備が求められます。この段階では異文化理解の視点も取り入れ、スムーズなコミュニケーションのための基本的な枠組みが整えられます。
3.
はじめてのコミュニケーション
第3回目においては、外国人スタッフとの職場内でのコミュニケーションの向上に向けた実践的な方法が取り上げられます。「やさしい日本語」の活用や相手への配慮に基づいた伝え方、聞き方の工夫など、具体例を交えながら理解を深めていきます。このプロセスを通じて、職場の多様性を尊重する環境づくりが目指されます。
受講のメリット
これらのコンテンツは、どの職員でも受講可能で、除了、パソコンやスマートフォンからもアクセスできるため、いつでもどこでも学ぶことができます。また、年間受講料は165,000円(税込)で、何名でも受講できる制度が用意されているため、法人の規模に関わらず広く利用されています。
制作担当者からのメッセージ
NPO人材開発機構の理事長、水谷正夫氏は、「外国人スタッフの採用は、福祉分野における人不足を解消する一つの有効な手段」とし、彼らが安心して働ける環境を整えることが、現場の職員や利用者にとっても重要であると強調します。この講義が職場環境の向上に寄与することを願っています。
eラーニング「サポーターズカレッジ」は、障がい者支援施設で働く全ての職員を対象とし、豊富な知識とスキルを身につけられるチャンスです。ぜひこの機会に、新しいコンテンツを通じて学びを深めてみてはいかがでしょうか。
「はじめての外国人スタッフの雇用」の詳細はこちら。