WOWOWとStudio15は、縦型ショートドラマの新たな時代を切り開くために共同プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、近年のSNSによるショートコンテンツ人気の高まりを受けたもので、特にTikTokを中心としたショートムービー市場において新しい形のエンターテインメントを提供することを目的としています。
共同プロジェクトの第1弾として、ショートドラマアカウントが7月18日に運用を開始。これに引き続き、視聴者が物語を課金制で楽しむ「話課金ドラマ」の展開も予定されています。2025年内には複数タイトルの配信を計画しており、これにより新たな動画配信モデルを確立することを目指しています。
このプロジェクトの背後には、WOWOWのオリジナルドラマ制作で培った専門的なノウハウと、Studio15のSNSコンテンツ制作能力が融合しています。両社の特徴を活かし、企画から制作、プロモーションまでを一体化した体制が構築されているのです。
現在、縦型で短尺の映像コンテンツがZ世代の中で高い注目を集めており、特にTikTokなどのSNSを通じて広がりを見せています。Studio15は、代表的なショートドラマアカウント「ドラマみたいだ」で累計4億回再生を達成した実績があります。さらに、ショートドラマアプリ「BUMP」は、ランキング1位を獲得するなど、SNSユーザーからの支持を受けています。
今回のプロジェクトでは、特に「平成レトロ」をテーマにした作品が展開される予定です。平成時代の音楽、ファッション、文化に新たな視点を加えて再構成し、懐かしさと新しさを融合させた表現を目指します。キャストには、TikTokフォロワー数260万人を超える若手クリエイターが参加予定で、SNSでの話題作りにもつながるでしょう。
この新たなショートドラマアカウント「平成みたいだ」は、TikTokを通じて配信され、週に2本のペースで公開される予定です。配信開始は2025年7月18日で、視聴者との継続的な接点を維持するために定期的に投稿が行われます。アカウントは、TikTokはもちろん、InstagramやYouTubeなど多様なプラットフォームで展開され、その情報は各種SNSで取得できます。これにより、視聴者はどこでも最新のコンテンツを楽しむことができるでしょう。
今回の共同プロジェクトは、映像業界に新しい風を吹き込む可能性を秘めたものとして、期待が寄せられています。さらに、IP展開やオフラインイベントなども視野に入れており、SNS全盛の時代に視聴者との新たな関係を築いていく試みとなるでしょう。今後の展開に注目です。