船舶修繕の新技術
2025-02-14 11:42:44

最新技術で船舶修繕の新時代を切り開く!インフラレーザ™実証実験成功

船舶修繕に革命をもたらすインフラレーザ™の実証実験



船舶修繕の現場で新たな技術が導入される動きが加速しています。古河電気工業株式会社(以下、古河電工)、常石造船株式会社、株式会社商船三井、商船三井ドライバルク株式会社の4社は、船体に施す錆や塗膜の除去をレーザー技術で行う「インフラレーザ™」の実証実験に成功したと発表しました。このシステムは、船舶の修繕作業時において環境負荷を低減し、労働環境の改善を目指しています。

背景と目的



船舶のメンテナンスには通常、サンドブラスト工法と呼ばれる手法が使われますが、この方法では剥離した塗料や砂状の研削材が飛散し、周囲に廃棄物を生じさせる問題があります。また、これに伴う粉塵や騒音は作業者にとっての健康リスクも招くため、代替手段の模索が急務とされていました。そこで、古河電工は産業用レーザー技術を活用した新たな修繕システムの開発に取り組むこととなりました。

実証実験の概要



2024年12月には、商船三井の運航船舶を対象に、インフラレーザ™を使った実証実験が行われる予定です。これは、開発中のシステムを実環境で試す重要なステップで、実験では商船三井とその関連企業の協力を得ながら、効果的な照射条件やシステムの最適化を進めました。実験では、対象物への影響を最小限に抑えつつ、効率的に錆や塗膜を除去することが期待されています。

環境と労働環境の改善



インフラレーザ™の導入により、船舶修繕の作業環境は劇的に改善される見通しです。レーザー技術は研削材を使用せず、飛散物がないため、作業場での廃棄物処理の必要がなくなります。このことは、作業員の健康にも良い影響を与えると考えられています。また、将来的にはこのシステムの省人化や自動化も視野に入れ、さらなる効率化を図っていくとのことです。

企業のSDGsへの取り組み



4社は、社会的責任としても環境負荷の低減に取り組んでおり、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を明確にしています。特に常石造船は、地球環境保全を最優先に掲げ、地域社会や働く人々との信頼づくりを大切にしています。古河電工グループも、2030年を見据えたビジョンを持っており、環境関連の取り組みを進めているといいます。

まとめ



業界を代表する4社が協力し、船舶修繕の新たな幕を開けるインフラレーザ™。その実証実験の成功は、環境負荷の低減や作業効率の改善へつながることが期待されています。今後の進展に注目が集まります。


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会社情報

会社名
ツネイシホールディングス株式会社
住所
広島県福山市沼隈町常石1083
電話番号
084-987-4915

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