新コスモス電機が開発した『PLUSCO』とは
新コスモス電機が最新技術を駆使して作り上げた一酸化炭素検知機能を搭載した火災警報器『PLUSCO(プラシオ)』。この製品は、全国的に問題となっている熱中症対策の一環として登場しました。特に、『通販生活』の7・8月号で紹介されることになったこの製品は、家の内外での安全を守るために設計されています。
増加する熱中症の搬送者数
熱中症と言えば、通常は屋外での発症が思い浮かびますが、実際には屋内でも多くのケースが見られることが現在の社会問題となっています。最近の調査によると、2023年の5月から9月にかけて熱中症による救急搬送者数は97,578人に達し、過去最高記録を更新したことが報告されました。この数字は、加齢や住環境によって影響を受けるため、年々増加する傾向にあります。
特に高齢者や子供に関しては、暑さに敏感でない場合が多く、長時間にわたり密閉された部屋で過ごすことで危険度が増します。これを受け、新コスモス電機の『PLUSCO』は、そんな状況に柔軟に対応できる製品として開発されています。
『PLUSCO』の機能
『PLUSCO』は、煙センサーに加え、一酸化炭素センサーを備えており、住宅内の環境を24時間体制で監視することができます。この火災警報器は、温湿度センサーを内蔵し、室内の暑さ指数を計算。特に注意が必要な暑さ指数が31℃を超えた場合、音声とランプで警告を発信します。これにより、住居内での熱中症発症リスクを事前に知らせ、迅速な対応を促すことが可能です。
また、冬場の乾燥した環境にも対応し、居住空間全体を見守ることで、家族の健康を支えます。部屋のどこに設置しても、安心して生活できる環境を提供します。
「もっと早く、火災を見つける。」プロジェクト
新コスモス電機は、2023年8月に株式会社山善と共同で「もっと早く、火災を見つける。」プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、より多くの方に一酸化炭素の危険性を理解してもらい、『PLUSCO』の認知度を高めることを目指しています。具体的には、火災事故を未然に防ぐための取り組みを行い、製品の拡販活動を進めています。
新コスモス電機の歴史と展望
新コスモス電機株式会社は、1960年の設立以来、「世界中のガス事故をなくしたい」という理念のもと、家庭用ガス警報器や産業用ガス検知器、住宅用火災警報器を開発・製造してきました。特に、家庭用ガス警報器は国内のみならず海外市場へも広がりを見せており、さまざまな新商品を生み出しています。
大阪を拠点に、世界中の人々の安全を守るため、今後も技術革新に努め、幅広いニーズに応じた製品を展開していくことが期待されています。
会社情報
新コスモス電機株式会社
所在地: 大阪市淀川区三津屋中2-5-4
代表者: 代表取締役社長 髙橋 良典
設立: 1960年
事業内容: 家庭用ガス警報器、産業用ガス検知警報器、住宅用火災警報器の開発・製造・販売・メンテナンス
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