Z世代が語る2024年度流行語大賞へのリアルな反応
株式会社RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』が実施した大学生400人への調査で、2024年度流行語大賞に対する意見が浮き彫りになりました。特に「ふてほど」のノミネートに対しては、84%の大学生が納得できないと回答しました。この調査は、Z世代の本音をリアルに捉える貴重なデータとなる何度目のアプローチの一環です。
調査の概要
本調査は、2024年11月28日に行われ、大学生1年生から4年生までの400名を対象に実施されました。結果として浮かび上がったのは、若者たちの流行語大賞に対する戸惑いの声でした。特に、「ふてほど」といった最近のトレンドが、彼らの日常生活にどれだけ浸透しているのかという点が問われているのです。
流行語大賞に対する納得感
調査の結果、流行語大賞のTOP10に対する納得感について、最も納得感があった言葉は「Bling-Bang-Bang-Born」で、実に69%の学生が納得できるとしています。一方で「名言が残せなかった」に対しては54%が全く納得できないと回答するなど、トレンドと若者の間にズレを感じさせる結果となりました。
- - Bling-Bang-Bang-Bornは69%が納得と回答
- - ふてほどの納得感はわずか4%にとどまる
この調査からは、Z世代が求める言葉の質や意味が見えてきます。特にSNSやインターネットでの情報交換が活発な時代に生きる彼らにとって、流行語は単なる流行を超え、自らのアイデンティティにも影響を与える重要な要素であることがうかがえます。
共感を得た言葉と共感を得なかった言葉
大学生が流行していると考えた言葉として多く挙げられたのは、「BeReal」「Bling-Bang-Bang-Born」「猫ミーム」の3つです。これらは日常的に利用され、SNSでも盛んに使われているため、若者の共感を得た結果と言えるでしょう。
一方で最も共感を得られなかった語は「被団協」で、こちらは「侍タイムスリッパー」や「やばい、俺かっこよすぎる」と共に無関心を示されています。特に後者の言葉は、冗談の域を出ず、多くの大学生にとっては意味が薄いと考えられているようです。
Z世代のリアルな声を届ける
このように、調査結果からは大学生たちのリアルな声が浮き彫りになり、彼らの考えや価値観を理解する手助けとなりました。Z世代についてのあらゆる定義やイメージが流布される中、本調査が彼らの本音を明らかにする一助となれば幸いです。
この調査データに関心のある企業に対しては、ローデータの提供も行っており、詳細な分析や検討に役立ててもらえることを期待しています。
おわりに
Z世代の意見は、今後の文化やトレンドを読み解く上で非常に重要です。流行語大賞にノミネートされる言葉の選定だけでなく、若者がどのようにそれに反応するかにも大きな意味があります。これを機に、さらなる研究や情報発信が進むことを願い、今後のZ世代のトレンド動向に注目です。