ROSTO特集上映
2025-06-27 09:26:29

押井守監督も絶賛!オランダの映像作家ROSTOの特集上映がついに実現

オランダの映像作家ROSTOの特集上映



知られざる映像作家ROSTOの遺作となる『四つの悪夢』と彼のドキュメンタリーが、一堂に会した特集上映<存在証明>の開催が決定しました。これは、ROSTOが自身の頭の中で描いたコンセプト『Mind My Gap』を具現化したものです。

ROSTOの功績



ROSTOは1990年代に制作スタジオ“ROSTO A.D’s”を設立し、そこでCMや音楽ビデオを手掛ける傍ら、短編映画『(伝説の)アングロビリー・フィーバーソンの興亡』(2002年)や『ジョナ/トムベリー』(2005年)を製作します。これらはカンヌでの受賞も果たし、彼の名は一気に国際的に広まりました。

彼の作品群は、フリーフォームかつ多才な表現が特徴で、ミクスドメディアプロジェクト『Mind My Gap』に繋がっています。それは、映像、音楽、そしてグラフィック・ノベルを網羅する先駆的な試みでした。受賞後には、ROSTOは自身がかつて所属していたパンクバンドTHE WRECKERSを“黄泉の国”から呼び戻し、約15年かけて『THEE WRECKERS TETRALOGY』として知られる4部作を完成させました。

戦友の尽力



ROSTOは2019年に急逝してしまいますが、彼の友人であり、『ユニコーン・ウォーズ』や『LOGORAMA』のプロデューサーであるミハエル・シュマーキンが、ROSTOの作品を集めたオンライン・グラフィックマガジン『Mind My Gap』を特別な書籍として出版します。この書籍には210ページと2CDが付属し、彼の死を悼む形で欧州各国で上映を行いました。

特集上映の内容



今回の特集上映では、ROSTOの遺作である『四つの悪夢』が上映されると同時に、そのドキュメンタリー『すべてが変わったようで、何も変わっちゃいない』も併せて鑑賞することができます。『四つの悪夢』は、スピリット豊かなロックンロール時代を描いたもので、その内容がどれほど独自性に満ちているかを体感できます。

この上映は2020年にフランスとオランダで制作され、カラー35ミリフィルムで45分間の作品です。監督はROSTOで、すべての作品には英語と日本語の字幕がついています。

すでに注目されるROSTO



ROSTOはその才能を惜しむことなく発揮した作家であり、特に映像表現における革新性が注目されています。彼が手がけた映像はしばしば賞を受賞しており、特に『四つの悪夢』は第1回新潟国際アニメーション映画祭のコンペティション部門にノミネートされるなど、高い評価を受けています。日本でも彼の名前は知名度を急速に上げつつあり、押井守監督も彼の才能に敬意を表しています。

今後の展開



特集上映は2023年8月16日(土)からシアター・イメージフォーラムで先行公開され、順次全国公開される予定です。また、このROSTO特集上映はリスキット・ブラック・レーベルによって行われており、同レーベルでは今後も他のアーティストの作品に焦点を当てていく方針が示されています。

ROSTOの思想は、アートや映画、音楽に挑む全ての人勧められると同時に、彼の作品を通じて異なる視点を持つ機会を提供します。この機会にぜひ、彼の優れた作品をご覧になって、彼の多彩な才能を肌で感じてみてください。


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会社情報

会社名
株式会社リスキット
住所
千葉県市川市新井2-21-22
電話番号
070-4280-6282

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