新物流システム導入
2025-09-25 10:24:24

働き方改革を推進する大日本塗料の新たな物流システムとは

働き方改革に応える物流改革



大日本塗料株式会社(本社:大阪市中央区)は、鈴与カーゴネット株式会社と連携し、持続可能な物流体制の構築に向けた新たな試み「中継輸送」を導入しました。この新しいアプローチは、ドライバー不足や長時間労働の問題に対応し、効率的な輸送を実現することを目的としています。2024年4月からの働き方改革関連法が施行される中、物流業界は厳しい状況に直面しています。

1. 現状の物流課題



日本の物流業界は高齢化が進んでおり、若手ドライバーの確保が難しい状況です。ネット通販の普及も相まって、荷物の量が増加し、長時間労働や低賃金といった厳しい労働環境が続いています。2024年問題による労働時間規制の強化により、運送コストの上昇や納期維持の難しさが懸念され、企業には持続可能な物流の実現が求められています。

2. 中継輸送の導入



大日本塗料は「ホワイト物流推進運動」に賛同し、鈴与カーゴネットとの協力体制を強化しました。これにより、栃木県から大阪府への幹線輸送に中継拠点を設けることが可能となり、ドライバーの時間的負担が軽減される.これまで通しで輸送していた距離を、静岡や名古屋の拠点を経由することで、日帰りでの運行が可能となりました。

2-1. ドライバーの働きやすさ向上



新しい物流システムの導入によって、ドライバーは法定労働時間内で業務を完了できるようになり、無理な勤務を強いることなく環境を整備しました。これにより、働きやすさを確保し、ダイレクトに2024年問題への対策に結びつくことが期待されます。

2-2. 輸送効率の向上



今回の中継輸送は20tトレーラーを活用します。従来の10tトラックではドライバーが荷物を積み替える必要がありましたが、新たなシステムでは荷台が切り離せるため、交代時の作業がスムーズに行えます。これにより、輸送効率が大幅に改善され、1回あたりの運搬量が増加します。

3. 環境負荷の削減



中継輸送による利点の一つが、CO₂排出量の大幅削減です。1回の運送での輸送量が倍増するため、往復する必要が減り、環境への負荷を低減することが可能です。具体的な数値で見ると、従来の輸送体制と比較してCO₂排出量は約38%減少します。

4. 未来の物流に向けて



大日本塗料は今後も、効率的で働きやすい物流体制を進めていく方針です。もちろん、これは企業の環境に対する責任を果たしつつ、持続可能な成長を目指す表れでもあります。「ホワイト物流推進運動」に基づいた取り組みを通じて、より良い労働環境の確立を進めていきます。

今後の物流業界は、効率性と持続可能性を両立させるための変革が求められています。大日本塗料の新たな試みが、業界全体に良い影響を与えることを期待します。

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この新しい物流システムに関する詳細は以下の連絡先までお問い合わせください。
大日本塗料株式会社
総務部広報・デザイン課
TEL: 06-6266-3102
Mail: [email protected]


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会社情報

会社名
大日本塗料株式会社
住所
大阪府大阪市中央区南船場1丁目18-11SRビル長堀
電話番号
06-6266-3100

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