KISCO株式会社がCleantech and Beyond社と総代理店契約を締結し新技術導入へ

KISCO株式会社とCleantech and Beyond社の提携

KISCO株式会社（本社：東京都中央区）が、タイに本社を構えるCleantech and Beyond社との温度表示ラベルに関する日本国内での総代理店契約を締結したことを発表しました。この契約により、KISCOはCleantech and Beyond社が提供する最新の温度表示ラベル（DTIシリーズ）の日本での販売を展開していくことになります。

DTIシリーズの特長

DTIシリーズは、バッテリーフリーで温度状況のモニタリングが可能なデバイスです。これにより、温度監視や検査が効率化し、オペレーターの負担を軽減する効果が期待されています。特に、設備に異常が発生した際には、DTIラベルの色が赤に変わり、目視で異常を確認できる仕組みが整っています。また、温度データはQRコード、NFC、UHFの三つの方法で容易に収集できます。

例えば、離れた場所からでも温度データを取得できるため、工場の高所に設置された機器や目視で確認できないところの温度を迅速に測定することが可能になります。想定される利用場面として、配電盤やモーターの保守、製造工程内の温度異常識別、さらには食料品や医薬品の輸送時の温度管理などが挙げられています。

クラウド対応の温度モニタリングアプリ

KISCOは温度状況をモニタリングするためのアプリケーションも開発しています。このアプリを利用することで、他拠点の温度状況をクラウド上で簡単に確認でき、収集したデータを統合して分析することが可能です。QRコード、NFC、UHFそれぞれから得られた情報はシームレスにクラウドに連携され、利便性が向上します。

株式会社Uni Tagの役割

KISCOはCleantech and Beyond社の温度表示ラベル技術に加え、RFIDタグの設計開発を行う子会社、株式会社Uni Tag（代表者：半野巧也）を持っており、これら両社の技術を駆使して新たな価値を提供していく方針です。このような取り組みを通じて、KISCOは様々な業界での温度管理の効率化を目指しています。