京都国立近代美術館の新たな試み:MoMAK Films 2025年度上映スケジュール
京都国立近代美術館では、この度「MoMAK Films 2025」という映画上映会の2025年度スケジュールを発表しました。このプロジェクトは、国立映画アーカイブ(NFAJ)と協力し、アーカイブに所蔵されている貴重な映画作品を京都にて定期的に上映することを目的としています。2007年から開始されたこの試みは、今や毎年多くの映画ファンを惹きつけています。
多彩なプログラム
2025年度の上映会では、国立映画アーカイブで開催された「日本映画と音楽」や「日本の女性映画人」シリーズに焦点を当てた作品が予定されています。具体的には、以下のようなプログラムがあります:
1.
日本映画と音楽(生誕100年 芥川也寸志)
- 上映作品:『白い牙』(1960年、103分、35㎜、カラー)、『東京湾』(1962年、83分、35mm、白黒)
上映後には、専門家によるアフタートークが行われ、芥川也寸志に関連した映画音楽の魅力について解説がなされます。
2.
夏の終わりの日米ホラー・コメディ
上映作品:『生きてゐた幽靈』(1948年)、『キャプテン・スーパーマーケット』(1993年)と、ユニークなコメディがラインナップされています。
3.
動物と人間たち
上映作品:『犬と歩けばチロリとタムラ』(2004年)、『カルメン』(2005年)など、動物を通じた人間関係を描いた作品が紹介されます。
4.
日本の女性映画人(自主制作からメジャーまで)
上映作品:『わらじ片っぽ』(1976年)、『加恵、女の子でしょ!』(1996年)など、日本の女性映画人による多様な作品が取り上げられます。
上映会の詳細
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5月24日(土)・25日(日):日本映画と音楽
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8月30日(土)・31日(日):夏の終わりの日米ホラー・コメディ
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11月29日(土)・30日(日):動物と人間たち
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2026年2月21日(土)・22日(日):日本の女性映画人
- - 時間:各日ともに11時と14時の2回上映
- - 料金:520円(オンラインチケット、当日券でコレクション展も観覧可能)
中学生以下は無料、障がい者及びその付添者も無料です。
- - 会場:京都国立近代美術館
- - 定員:50席(事前予約推奨)
- - 主催:京都国立近代美術館、国立映画アーカイブ
観覧希望の方は、公式サイトやe-tixでのチケット購入をお勧めします。リンクはこちらです:
MoMAK Films 2025。国立映画アーカイブ所蔵の作品を通じて、日本の映画文化に触れる貴重な機会を是非お見逃しなく。