スパイラルアイギスがWebアクセシビリティ検査で国際認定を取得

スパイラルアイギスの国際規格認定取得

スパイラルアイギス株式会社（東京都港区、代表取締役：島谷豊）は、Webアクセシビリティ検査分野にて国際規格「ISO/IEC 17020:2012（JIS Q 17020:2012）」の認定を国内で2社目として取得したことを発表します。この認定により、同社の検査体制が国際基準に適合していることが証明され、透明性や信頼性が一層高まることが期待されています。

認定についての基本情報

以下は、当社の認定の概要です。

- 機関名称: スパイラルアイギス株式会社 Webアクセシビリティ検査部
- 適用基準: ISO/IEC 17020:2012（JIS Q 17020:2012）
- 認定日: 2025年10月17日
- 認定番号: RIB00200
- 検査機関のタイプ: タイプC検査機関

この認定を受けたことで、当社が発行する検査報告書はより信頼性が高いものと認識されることになります。特に、ISO/IEC 17020認定を受けた機関が発行した検査報告書は、クライアントにとっても重要な信頼の証となります。

認定取得の背景にある社会的ニーズ

2024年4月から施行された改正障害者差別解消法では、企業や自治体に対し、障がい者への合理的な配慮を求めることが義務付けられました。この法改正はWebアクセシビリティ対応の重要性をさらに強調しており、すべての人がWebサイトの情報を正確かつ容易に理解できるようにすることが社会的に求められています。特に高齢化が進む日本において、年齢や障がいの有無を問わず、使いやすいWebサイトを整備することが企業の重要な課題となっています。

しかし、これまで国内に存在するISOに準拠した検査機関は1社のみで、品質の高い検査結果を得ることが難しい状況でした。それに対し、当社には「信頼性の高い検査が欲しい」「株主向けに国際基準に則ったWebアクセシビリティ対応を示したい」といった要望が寄せられていました。そのような背景を受け、当社は検査プロセスの標準化と品質管理の向上を図り、ISO/IEC 17020認定の取得に成功しました。

認定取得によるお客様へのメリット

認定取得後、当社が提供できる価値は以下の通りです。

1. JAB認定シンボルを用いた報告書発行: ISO/IEC 17020の認定を通じて、公益財団法人日本適合性認定協会（JAB）が認定するシンボルを含む報告書を発行できるようになります。これにより、自社Webサイトが国際的な基準で第三者機関による検査を受けたことを示し、社会的な信頼性を高めることができます。

2. 法改正への先行対応: 改正障害者差別解消法に即した対応を講じることで、企業や自治体としての社会的責任を果たす姿勢をアピールできます。このことで法令遵守への信頼性が向上し、結果として企業イメージやブランド価値の強化につながります。

3. Webアクセシビリティの向上: アクセシビリティの改善が図られたWebサイトは、検索エンジンからも評価されやすく、SEO効果が期待できます。障がいに関わらず利用しやすい設計となることで、利用者層の拡大にも寄与します。

今後の展望

今後は今回のISO認定を活かして、サービスの高度化や新規サービスの展開を進め、顧客からの信頼獲得と安心提供に努めていきます。また、企業や自治体がすべての人に使いやすいWeb環境を確保できるよう、啓発活動や支援を通してWebアクセシビリティへの取り組みを広めていく方針です。さらに、利用者に配慮したWeb環境の整備を支援することで、企業の社会的責任（CSR/ESG）およびブランド価値の向上に寄与する検査サービスを提供します。

提供するWebアクセシビリティ適合検査

当社が提供する「Webアクセシビリティ適合検査」は、企業や自治体がWebアクセシビリティに対応するための支援を目的としています。このサービスは、Webページを機械検証（SPIRAL ISSOを使用）し、さらに専門の検査員による目視検査を併用して行います。国内規格のJIS X 8341-3:2016に基づく検査を実施し、検査結果は「アクセシビリティ適合性検査票」「不適合箇所報告書」「JAB認定シンボル付き検査証明書」として提供されます。

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