HIGHLACT™の魅力
2021-12-01 14:00:08

次世代サステナ素材HIGHLACT™の登場とその魅力について

次世代サステナ素材HIGHLACT™の魅力



ハイケムが新たに発表した次世代のサステナ素材、高耐久性と環境への配慮を兼ね備えた「HIGHLACT™」。その基盤となるポリ乳酸(PLA)は、生分解性プラスチックの一種であり、地球に優しい素材として注目されています。PLAは主にトウモロコシなどの植物由来のバイオマスから生成され、特定の条件下で微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、使い終わった後も無駄になりません。これにより、持続可能な循環型社会の実現に寄与します。

PLAの特長


1. オーガニックリサイクル


PLAは、トウモロコシなどの作物から生まれるため、使用後は自然界に還元されるプロセスがあります。このサイクルは、植物が光合成でCO2を吸収し、成長し再利用可能な資源を提供する、理想的なサステナビリティのモデルです。

2. カーボンニュートラル


PLAの製造においては、原料であるトウモロコシがCO2を吸収するため、結果的に焼却時のCO2排出量はゼロになります。このことから、高いエコロジカルフットプリントを持つことが明らかとなります。環境を意識した消費者にとって、PLAは非常に魅力的な選択肢です。

3. 抗菌性


PLAは、人体にも存在する乳酸を原料としているため、安全な素材です。さらに乳酸には抗菌性があり、従来の化学添加物を使用せずとも、素材としての機能を保ちながら抗菌効果を発揮します。

HIGHLACT™の誕生


しかし、PLAには通常のプラスチックと比較して強度や耐熱性が低いという課題があり、コストも高くなりがちです。この問題を解決するために、ハイケムは「CHEMTEX」という新たなアプローチを導入しました。この手法は、化学の力と日本の伝統的な織物の技術を融合させるもので、より強靭で耐久性のあるPLA素材の開発を目指しています。

CHEMTEXの力


化学の分野での豊富な経験を基に、ハイケムはPLAの特性を最大限に生かすための暮らしやすい繊維化を目指しました。特に、加工や染色の過程において生じるさまざまな課題に対し、長年の技術を持つ小野メリヤス工業と提携したことで、サステナブルで高品質な生地の実現に成功しました。

小野メリヤス工業について


東京都江東区に位置する小野メリヤス工業は、97年の歴史を誇る日本の老舗繊維メーカーです。国内外でも高い評価を得ており、特にサステナビリティに対応した製品開発への取り組みが注目されています。彼らの支持を受け、ハイケムのHIGHLACT™はさらなる進化を遂げることが期待されています。

HIGHLACT™製品のラインナップ


  • - Tシャツ(PLA100%)
  • - ジャケット(Cotton70%、PLA30%)
  • - テーラードパンツ(Cotton70%、PLA30%)
  • - クルーネックドレス(Cotton70%、PLA30%)
  • - ワンピース(Cotton70%、PLA30%)

これらの製品は、PLAの特性を活かしつつ、環境への影響を最小限に抑える商品開発がなされています。

結論


次世代のサステナ素材HIGHLACT™は、ECOSYSTEMを考えた新しい素材として、今後のアパレル業界において重要な役割を果たすでしょう。その革新性と持続可能性は、未来のファッションに不可欠な要素であり、高い期待が寄せられています。

会社情報

会社名
ハイケム株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1丁目3番1号東京虎ノ門グローバルスクエア11階
電話番号

関連リンク

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