現代アウトサイダーアート展が渋谷で開催
東京・渋谷のGYRE GALLERYにて、2019年の9月7日から10月27日まで、「現代アウトサイダーアートリアル−現代美術の先にあるもの−」というテーマで展覧会が行われます。この展覧会は、障がいのあるアーティストたちが制作した作品を通じて、人間の表現の本質やその可能性を探る試みです。
アウトサイダーアートとは?
アウトサイダーアートとは、主に精神的な障がいや社会的にマイノリティの立場にあるアーティストによって制作された作品を指します。日本では福祉の視点から語られることが多いですが、海外では既存の美術の枠を超える表現として注目されてきました。特に近年、このアートの持つ力が再評価されつつあります。
展覧会の見どころ
今回の展覧会では、現代の日本で積極的に活動している36名のアーティストの作品が厳選され、約2ヶ月間展示されます。彼らの作品は、表現することが生きることに直結しており、視覚芸術を通しての自己表現がどのように社会に影響を与えるのかを問いかけています。展示空間では、アート特有の無限の可能性を感じることができるでしょう。
トークショーの開催
さらに、展覧会の開催を記念して、10月5日14時からはトークショー「SEIZE THE DAY今を生きろ」が行われます。登壇者には、社会生物学者の長谷川眞理子先生や、スペースコンポーザーの谷川じゅんじ氏が揃い、障がい者の表現が持つ意味や、人が表現することの重要性をテーマに語り合います。入場は無料ですが、先着順となるため早めの来場をお勧めします。
一青窈さんの特別な詩
展覧会に寄せて、シンガーソングライターの一青窈さんがアウトサイダーアートに触れた感想を詩にまとめています。その中からの一部を紹介します。彼女は、「生きることに前向きな勇気を与えてくれる」と感銘を受けた作品が多かったと述べています。この詩は展覧会のカタログにも掲載されているので、ぜひ手に取ってみてください。
展覧会の詳細
- - 会期: 2019年9月7日(土)〜10月27日(日) 11:00 – 20:00
- - 会場: GYRE GALLERY /GYRE 3F東京都渋谷区神宮前5-10-1
- - URL: GYRE GALLERY
この展覧会は、アウトサイダーアートという新しい観点から現代美術を楽しむ貴重な機会です。多様性を受け入れ、心の奥に秘められたメッセージに触れることで、新たな理解を深めることができるでしょう。皆様のご来場をお待ちしております。