宿泊施設向け新たな体験提供を実現する業務提携の詳細
株式会社Japanticket(以下、Japanticket)は、宿泊業界のITソリューションを手掛けるtripla株式会社(以下、トリプラ)と業務提携を開始しました。この連携が、訪日外国人観光客にとっての日本の体験提供を大きく変えることになります。
提携の背景
2024年10月、訪日外客数は過去最高の331万2000人に達し、年間累計でも3000万人を突破する見込みです。このようなインバウンド市場の成長に伴い、宿泊業界では人手不足が深刻な課題となっています。フロント業務において、宿泊客からの周辺観光情報や飲食店の問い合わせが相次いでおり、スタッフの負担が増しています。そこで、Japanticketのeチケット管理システムとトリプラのITソリューションによって、業務の負担を軽減し、訪日外国人の滞在体験を向上させることを目的として提携が実現しました。
連携の概要
トリプラは、宿泊施設向けにAIチャットボットや公式サイトの予約システムを提供しています。そこで、Japanticketが保有する日本国内の飲食店やアクティビティ、観光スポットの情報を、トリプラが提供するシステムを通じて案内することが可能となります。これにより、宿泊予約の際に周辺のアクティビティ情報をシームレスに提供でき、観光客の旅行計画がよりスムーズに進められます。
訪日外国人観光客にとっては、より充実した滞在体験が実現することになります。宿泊業者にとっても、窓口対応の効率化や顧客満足度の向上、さらには宿泊体験への付加価値を高めることが期待できます。
今後の展開
現在、Triplaのサービスを利用している東京、大阪、京都などの観光主要エリアにて、提携のサービス提供が開始されており、今後順次対応範囲の拡大が予定されています。Japanticketは、全国の観光事業者へのインバウンド集客支援を強化し、世界的なアライアンスネットワークの拡大を目指しています。
今後も提供される価値
Japanticketによる「Japan ticket」は、多様な日本の体験サービスをeチケット化し、外国人観光客が利用するプラットフォームでの配信を通じて、インバウンド集客を最大化させます。さらに、予約管理や在庫管理、決済管理も一元化することで、訪日観光の利便性が高まります。このような取り組みを通じて、観光業界全体の成長に寄与することを目指しています。