次世代自動車開発に向けたHILS実現に向けたイベント開催について

次世代自動車開発を支える「Vehicle In the Loop Days 2024」

2024年の秋、株式会社東陽テクニカは自動車業界の未来を見据えた重要なイベント、「Vehicle In the Loop Days 2024」を東京と名古屋で開催します。この催しは自動車開発に必要なVIL（Vehicle In the Loop）に関する理解を深めるためのセミナーで、特に次世代の自動車技術に寄与することを目的としています。

イベントの背景と目的

近年、自動車産業は急速な技術革新に突入しています。特に電気自動車（EV）や自動運転（AD）、およびそれを支える先進運転支援システム（ADAS）の分野では、高度で複雑なシステムが求められるようになりました。こうした新技術の開発においては、効率的なシステム評価が求められ、モデルベース開発（MBD）が注目されています。

このMBDにおけるシステム検証には、HILS（Hardware-In-the-Loop Simulation）の導入が進められており、特に車両を用いたHILS、すなわちVILSへの期待が高まっています。VILSは、より効率的な開発を可能とし、自動車メーカーや関連企業に新しいソリューションを提供するものです。東陽テクニカは、Rototest社のハブダイナモメーターを基盤にした自社開発のVILS「DMTS」を展開しており、これを基に活発な情報交換を促進しようという狙いがあります。

開催概要

このイベントは、2024年9月18日に東京のベルサール八重洲で、20日には名古屋のウインクあいちで開催されます。いずれの会場とも、参加費は無料で、事前登録が必要です。セミナーには、自動車業界の専門家や各企業からの技術者が集まり、様々な講演が行われます。特に、一般財団法人日本自動車研究所からはMBDに向けたシミュレーション基盤の構築についての基調講演が予定されています。その他にも、HILSに関連した様々な最新技術の紹介が行われ、参加者にとって価値のある時間が保証されることでしょう。

講演スケジュール

- 9:55- 特別講演

東陽テクニカによるVILSの紹介

- 10:30- 基調講演

日本自動車研究所によるシミュレーション基盤について

- 11:35- 電源ソリューションの発表
- 13:30- 特別講演

Rototest社の技術紹介

- 18:00- 懇親会 など、各種プログラムを予定しています。

東陽テクニカについて

東陽テクニカは1953年の創立以来、「はかる」技術のリーディングカンパニーとして、情報通信や自動車、エネルギーなど多様な分野で活躍しています。特に、最近では自動運転技術の発展やクリーンエネルギーの普及に伴い、最新の技術提供を通じて社会に貢献する姿勢を強調しています。自社製品の開発にも力を入れ、国内外で事業を拡大し続けています。