Deel、Hofy買収でITサービス展開
2024-07-19 07:30:44

グローバルHR企業Deel、デバイス管理サービスHofyを買収し世界規模のITサービスプラットフォームを構築

グローバルHR企業Deel、デバイス管理サービスHofyを買収し世界規模のITサービスプラットフォームを構築



米国発のグローバルHR企業Deel Inc.は、イギリス発のITデバイス供給・管理サービス会社Hofyを買収したことを発表しました。買収額は1億ドル以上とされています。

Deelは、世界150カ国以上で現地雇用や現地のペイロール、人事管理をサポートしています。今回の買収により、Deelは従業員へのデバイス貸出・管理サービスを自社のサービスに加えることで、エンドツーエンドのITサービスプラットフォーム『Deel IT』を世界で立ち上げることになります。

買収されたHofyは、サミ・ブーレムとマイケル・ギンゾーによって2020年に設立されました。Hofyは、Forbes、GoDaddy、HelloFresh、Canvaなど、700社以上の企業にサービスを提供していました。

Hofyのサービスは、従業員へのデバイスの配送、回収、修理、交換から、入社・退社プロセスの管理、デバイスのセキュリティ、事前設定、データ消去まで、デバイスのライフサイクル全体を管理するサービスです。Hofyは、世界127カ国以上で10営業日以内のサービスをサポートし、99%の納期遵守率を誇っています。また、24時間365日のカスタマーサービスを提供しています。

Deelは、Hofyのサービスを自社のサービスに統合することで、従業員の雇用からデバイスの管理まで、一括で管理できるプラットフォームを提供することを目指しています。

Deel ITは、デバイスの供給・管理に加え、ソフトウェアのプロビジョニング、アプリのアクセス管理、モバイルデバイス管理(MDM)やIDツールとの統合など、一連のITサービスを提供します。顧客は、自社のITセットアップの全体像を見ることができ、デバイスの出荷、調達、管理を1つのプラットフォームから数クリックでグローバルに処理できるようになります。

Deel ITは、WorkdayやHiBobを含むあらゆるHRISと相互連携が可能であり、Deel内部で完全に統合されます。今年後半には、すべての市場でDeel ITを立ち上げる予定となっています。

Deelについて



Deelは2019年に設立された、海外在住の人材を各国の法令を遵守しながら雇用し、現地通貨で給与を支払うことができるサービスを提供している、業界のリーディングカンパニーです。日本へは2021年12月に進出しました。

Deelでは、世界中の従業員の雇用と管理に必要な、代替雇用サービス、各国の法令に準じた契約書、給与計算・現地通貨での支払い、労務管理、福利厚生、備品管理、ワークスペース、ビザなど様々な機能を提供しています。

Deelは2021年のシリーズDによって合計資金調達額が6億3,000万ドル(約878億円)となり、2023年1月には評価額120億ドル(約1兆6,740億円)、ARR2億9,500万ドル(約411億円)となりました。現在150カ国以上にDeelの現地法人を設立し、世界中から4,000人以上がDeelのメンバーとして参画しています。

今後の展望



今回の買収により、DeelはグローバルHRサービスにおけるリーディングカンパニーとしての地位をさらに強化することが期待されます。Deel ITの立ち上げにより、Deelは、従業員の雇用からデバイスの管理まで、あらゆる面を網羅したサービスを提供できるようになります。今後、Deelの買収劇とプラットフォームのリッチ化に期待が高まります。


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会社情報

会社名
Deel Inc.
住所
0000000
電話番号

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Wiki3: ITサービス Deel Hofy

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