せとうちエリアで新たな観光ガイドを育成する研修プログラムの募集開始

新たな旅の体験を提供するために

旅行客の需要が高まる中、観光地での充実した体験を提供するためには優れた通訳ガイドが必要です。最近では、増え続ける訪日外国人向けの受け入れ体制が求められています。そんな中、ワヲジャパントラベル株式会社が参加者を募集中の「せとうち地域観光の未来を創るスルーガイド育成研修」は、2025年度も開催されることが決まりました。この研修は、地域観光の発展を目指し、通訳ガイドの育成を目的としています。

研修の背景と目的

コロナウイルスの影響が緩和され、訪日外国人は2022年の6月までに過去最大を記録しました。このような状況で、訪れる人々の満足度を向上させるためには、地域に対する理解を深めた優秀なガイド人材の育成が不可欠です。その一環として、せとうち観光推進機構は、高い基準を満たす通訳ガイドを育てる取り組みを昨年から始めています。今年度も、せとうちエリア内でのガイド業務を行っている通訳案内士を対象としたプログラムに力を入れています。

研修内容

参加者向けのカリキュラムの特徴

「せとうち地域観光の未来を創るスルーガイド育成研修」では、オンライン研修を通じて基礎知識を学び、さらには実地で観光地を訪れる体験ができます。具体的には、しまなみ海道や伝説の「祖谷のかずら橋」、姫路城、直島などを巡るルートで、国際的な水準に達するガイドを目指します。また、2023年度から導入された認定制度により、受講生の今後のキャリアサポートも行っています。

実地研修の重要性

受講者は3つの異なるテーマから好きなルートを選び、日本人講師とネイティブ講師から直接指導を受けることができます。特に、外国人観光客への模擬ガイディングを通じて、実業務に即したトレーニングを受けられる機会が提供されることが大きな魅力です。参加者同士のグループワークもあり、他のガイドとの交流を深められます。