順天堂大学とカンボジアの病院が協定を締結
順天堂大学医学部附属順天堂医院が、カンボジアのサンライズジャパン病院(SJH)との間で臨床研修に関する協定を結びました。両院はこれまでの交流をさらに深め、国際的な医療人材の育成を目的として、さらなる協力を図ることを決めました。
協定の背景
順天堂医院とSJHは、カンボジアの医療環境向上を目指して、様々な人材交流を行ってきました。具体的には、カンボジア人医師の順天堂医院への研修派遣や、日本人の指導医がSJHに招聘されるなど、両院の医療者同士の交流が実施されてきました。今回の協定締結は、これまでの交流の成果をもとに、より体系的な人的交流を進めることための重要な一歩です。
臨床研修の具体的な内容
新たに設立される臨床研修プログラムでは、順天堂医院がSJHを正式な臨床研修協力施設として登録します。2024年7月には試験的に研修医を派遣し、その後2025年度から本格的な研修を開始する予定です。研修内容としては、卒後2年次における選択科研修を最大2カ月間SJHで実施し、両国での医療技術を相互に学ぶ機会が得られます。
目指すもの
順天堂医院は、SJHとの連携を通じて、国際的な視野を持つ臨床研修医を育て、両院の医療技術向上を図りたいと考えています。この活動は、結果として、カンボジア王国及び日本の医療の発展への貢献を目指しています。国際的な連携が強化されることで、各国の優れた医療技術を学びあい、より豊かな医療環境を提供する基盤が築かれるでしょう。
まとめ
順天堂大学医学部附属順天堂医院とサンライズジャパン病院の協定締結は、国際的な医療人材の育成だけでなく、両国の医療発展に向けた大きな一歩となります。今後の意義ある医療交流に、期待が寄せられています。
より詳細な情報については、以下のリンクをご覧ください。