中高生の自己理解を促進する新しい手帳の開発
最近、SNSの発展と共に中高生は「自分らしさ」を見失いやすくなっています。このような背景の中、feppiness株式会社とタイガーモブ株式会社は、中高生向け手帳『pure life diary for student』の共同開発をスタートしました。この手帳は、若者たちが自分自身を理解し、自己肯定感を育む手助けをすることを目的としています。
現状の課題
日本の中高生の自尊感情は16.9%と低く、今までの調査でも多くの生徒が将来に対して漠然とした不安を抱えていることが示されています。特に、自己比較からくる自己肯定感の低下や、アイデンティティの喪失といった問題が深刻化しています。さらに、不登校や自殺の増加も懸念されており、若い世代の心の健康を守る必要性が一段と強まっています。
自分に向き合う重要性
この手帳の開発に至った背景には、直面している問題を解決したいという強い意志がありました。feppiness株式会社は、大人向けの自己理解を促す手帳をこれまで提供してきましたが、中高生にも同様のサポートが必要だと考えました。この手帳を通じて、自己理解や感情の整理、行動変容を促すことができれば、若者の可能性はより広がると確信しています。
中高生に必要なこと
pure life diaryとタイガーモブが考える中高生に必要な要素は以下の三つです。
1.
自己理解の促進: 自分の強みや情熱を見つけることで、唯一無二の自分に自信を持つことが重要です。
2.
感情の整理: 思春期特有の感情の波を受け止め、適切に表現する場が必要です。
3.
認知の是正: 社会的価値観に縛られず、自分の想いに気づくきっかけを持つことも重要です。
これらを手帳の中で体験し、習慣化できるような設計がされています。手帳は金銭的な負担を感じることなく自己理解を深め、行動を変えていくためのツールとして最適です。
共同開発の意義
feppinessとタイガーモブは、お互いの持つ知見を組み合わせることで、より中高生に寄り添った手帳を作り出すことができると信じています。実際に中高生と接する中で彼らの生きづらさに共感し、彼らの声を反映した製品作りを目指します。
中高生の声
手帳開発に関与している中高生たちからは、日常生活での心の状態に向き合うことの重要性や、自分の感情を可視化したいという声があがっています。彼らは、自分自身をさらに深く理解し、よりなりたい自分に近づく手助けを求めているようです。
今後の展望
このプロジェクトを通じて、中高生が自分をより良く理解できる手帳を開発し、彼らの自己効力感を高めていくことを目指します。2025年の夏にはプロトタイプ版の完成を予定しており、実際に中高生と共に手帳を作り上げていく過程も大切にしていきます。
参加希望者を募集しているため、興味のある中高生はぜひ応募してください。手帳を通じて、あなた自身の「らしさ」を見つけるサポートを一緒に行いましょう。