ノダ(本社:東京都台東区浅草橋)は、地域材を利用した「地域材対応床材(軽土足用)」の受注生産を開始しました。近年、持続可能な社会に向けた建設業界でのカーボンニュートラルや循環型社会への取り組みが注目を集めており、その中で国産材や地域材の重要性が高まっています。2021年に施行された「都市の木造化推進法」は、地域材利用を促進するための法律で、全国各地で自治体が中心となり木材の利用促進が進められています。ノダは、そんな社会情勢に応じて培った知見を基に、地域材を生かした床材の提案を強化しています。
今回新たに導入された「地域材対応床材(軽土足用)」は、静岡県産のヒノキとスギをハイブリッド合板として組み合わせた基材を使用しています。この製品は、地域木材をハイレベルで活用したものですが、特に耐久性に優れている点が特筆されます。通常、公共施設で使われる場合、床材への耐久性が求められますが、ノダは木材に50〜60%の加圧強化処理を施し、さらに独自の塗装技術を活用することで、軽土足でも使用できる頑強な床材を実現しました。
この床材は、挽板と突板の両方のタイプに対応し、標準的には厚さ13.5mmで直貼り用フロアとして設定しています。また、用途に合わせて仕様の相談も可能であり、地域のニーズに応じた材の選定することもできます。つまり、地域の木材を最大限に活かし、関係者の多様な要望に応えているのです。
加えて、静岡県の「しずおか県産材利用促進協定」を2026年3月に締結したことで、ノダは県産材の使用を一層推進しています。この協定もまた「都市の木造化推進法」に基づくものであり、持続的な森林循環や資源の循環を目指しています。
今後の展望として、ノダは地域材を利用した商品開発に力を入れ、さらに地域資源の循環利用の実現に向けて努力し続けていく方針を示しています。また、外構の分野への取り組みも強化しており、木材の利用は床材や壁材に限らず、公園整備や公共空間への利用でも求められています。グループ企業であるアリモト工業との連携を通じて、内装から外構までの一貫した提案を目指します。
ノダは、1902年に創業をスタートし、1938年に株式会社として設立されました。資本金は21億4100万円で、現在も木質建材に関する製造・輸入・加工・販売を手掛けています。これからも環境に配慮しつつ、地域社会に貢献すべく、新しい価値を創造し続けるでしょう。