青森の日本サーモンファーム、イノベーション優秀賞を受賞！

青森県が誇る水産業の最前線、日本サーモンファーム株式会社が、青森県主催のあおもり産学官金連携イノベーションアワード 2024において、イノベーション優秀賞を受賞しました。この賞は、地域の産業や学術界、政府が一体となった連携の成果を称えるもので、青森の新たな産業創出や地域活性化に貢献した取り組みを評価します。

イノベーションアワードの概要

このアワードは、####2016年度に創設され、2024年度で9回目を迎えました。青森県内の民間事業者が対象で、産学官金連携の成功事例を表彰し、地域の活性化に繋げることを目的としています。受賞には「イノベーション優秀賞」と「イノベーションチャレンジ賞」の二つがあり、それぞれの取り組みが新しい産業や地域貢献に寄与することが期待されています。

受賞の背景

今回の受賞に至ったポイントは、日本サーモンファームが構築したバージ船を活用した大型トラウトサーモンの大規模海面養殖システムです。このシステムは、国内初の遠隔給餌を可能にし、効率的な養殖方法を実現しました。これは青森の水産業における大きな進展を示しており、他の事業者にとっても模範となる存在と言えるでしょう。

バージ船の活用

バージ船とは、浮かんでいる船を使い海での養殖を行うための設備です。この技術を導入することで、環境への負担を軽減しつつ、持続可能な養殖業が推進されています。推薦機関として、青森銀行とあおもり創生パートナーズ株式会社からの後押しがあったことも、受賞の背景にあるとされています。

日本サーモンファームの将来

日本サーモンファーム株式会社は、青森サーモン®のブランド名で知られる養殖を行っており、地域の経済や雇用に貢献すべく、今後も最先端技術の導入を進めていくとのことです。地元の海洋資源を活用するとともに、持続可能な形で成長していく姿勢が、地域社会における新たな可能性を切り開くと信じられています。洞爺湖を一望できる深浦町に本社を持つこの企業は、これからも多くの取り組みを進めていくでしょう。