ラッカスネットワークス、Dell EMCとのOEM契約でエンタープライズ部門を強化
2018年2月14日、米国カリフォルニア州サニーベルに本拠を置くラッカスネットワークス(Ruckus Networks)は、Dell EMCとの間で戦略的なOEM契約を結びました。この提携により、ラッカスは自社製品をDellブランドのソリューションとして提供することが可能となり、企業に対して一層強力なワイヤレスネットワーキングソリューションを届けることになります。
契約内容と利点
新たなOEM契約では、ラッカスのアクセスポイント(AP)、コントローラー、データ分析ツール、そしてRuckus Cloudpath™セキュアネットワークアクセスソフトウェア等、多彩な製品がDellのネットワーキングセールスチームを通じて販売されます。この契約は即時に有効となり、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、中東、アフリカ、南北アメリカといった各市場において、ラッカスの高いセキュリティを備えたワイヤレス接続ソリューションが提供されます。
ラッカスの社長であるダン・ラビノヴィッツ氏は、「この提携により、教育、公共インフラ、政府、サービスプロバイダーなどの広範なバーティカル市場における成長が期待できる」と語っています。これは、企業が高性能なワイヤレスネットワークを求める中で、ラッカスのソリューションが求められている証です。
Dell EMCの視点
Dell EMCのシニアバイスプレジデント、トム・バーンズ氏もこの提携を評価し、「グローバルな顧客に対し、世界クラスの製品とサービスを提供するためにラッカスとの連携は重要です。この提携により、企業顧客が次世代のモバイルインフラを見据えた選択肢を拡げ、私たちのサービスをさらに強化できると期待しています」と述べています。
セキュアなネットワークアクセス
また、Dell EMCのパートナーや顧客は、ラッカスのRuckus Cloudpathソフトウェアへのアクセスも得られます。このソリューションは、公開鍵基盤(PKI)に基づく認証を採用しており、ベンダーニュートラルなオンボーディングプロセスを提供します。このことは、直感的なユーザー体験を実現しつつ、全体的なネットワークのセキュリティを確保する点で大きなメリットとなります。
ラッカスネットワークスとは
Ruckus Networksは、ARRISグループの一員として、革新的で安全な有線・無線のアクセスネットワークを企業や団体に提供しています。高品質な接続を求める組織へ向けて、業界最高水準のネットワーキングソリューションを提供し、エンドユーザーに素晴らしいカスタマーエクスペリエンスを届けることを目指しています。
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