美術情報誌『ONBEAT vol.11』が登場
美術ファンにとって待望の一冊が、2019年11月11日に発売される完全和英併記の美術情報誌『ONBEAT vol.11』です。この号では、先日開催された個展でも大きな話題となったアーティスト、塩田千春が特集されており、その魅力を余すことなくお届けします。
中田英寿の新連載「にほんもの」を探して
元日本代表サッカー選手の中田英寿が新たに立ち上げた連載企画「中田英寿 “にほんもの”を探して」では、日本各地の「本当にいいもの」を探求します。第一弾として選ばれたのは佐賀県。ここでは、嬉野茶や日本酒、陶磁器といったなじみ深い日本の伝統品に注目し、その魅力を紹介します。
中田は、伝統文化にふれながら感じた日本の価値を、多くの人に伝えたいと考えています。佐賀の美しい風景と、そこで出会った人々との関わりを通じて、彼が見出した「にほんもの」とは何か。彼の経験や感性が語られる旅は、読者を新しい視点へと導いてくれるでしょう。
落合陽一の視線
さらに、メディアアーティスト・落合陽一の新連載「落合陽一の視線」も見逃せません。彼の視点から extrapolate(拡張する)アートの世界を探求し、第一稿では秋に開催された個展「情念との反芻―ひかりのこだま、イメージの霊感―」に焦点を当てます。彼が新作の背後にあるコンセプトや被写体へのこだわりについて語るインタビューも収録。
落合の斬新な視点と撮影技術に触れるチャンスとなっているこの連載は、アートが持つ多様な可能性を考えさせられる内容です。
塩田千春展の特集
巻頭特集では、塩田千春の個展「魂がふるえる」を取り上げ、そのテーマや展示内容について深く掘り下げます。この展覧会は「魂」「生と死」といったテーマを扱い、見た人々の心に強く訴えかけました。特に注目すべきは、展覧会のキュレーターである片岡真実氏へのインタビュー。彼女は今後森美術館の館長にも就任する予定で、塩田氏の作家像についても多くを語ります。
誌面では展覧会の展示風景を大型サイズで多数掲載しており、実際に観た人にも観られなかった人にも、その魅力を再確認できる内容となっています。
アートブロックチェーン特集
また「アートブロックチェーン」の特集も盛りだくさん。特別鼎談には、著名なアーティストや専門家が集まり、「未来のアート」と「アートの民主化」について議論。さらに、マンガやイラストも通じてこれからのアートシーンを一般の読者に分かりやすく伝えます。
連載企画も多彩
新たに始まる連載企画には「日本の建築家」や「高橋龍太郎のニッポン現代アートの価値」などがあり、アートをより深く理解するための貴重な情報が満載です。
美術業界における最新情報を手に入れたい方や、アートに興味があるすべての人にとって見逃せない一冊『ONBEAT vol.11』は、11月11日に発売です!
詳細や購入については公式サイト
ONBEATをチェックしてください。