支援ツール集"ぷるす工房ファイル ver.3"が100セットの販売を達成

支援の現場で役立つ"ぷるす工房ファイル ver.3"の魅力

埼玉県さいたま市に位置するNPO法人「ぷるすあるは」が制作した支援ツール集『ぷるす工房ファイル ver.3』が、発売からわずか半年で累計100セットを突破しました。これは教育、医療、福祉などの現場で利用されることを目的とした一冊です。

充実した内容

このファイルには、全63種類・106枚のアイテムが収録されています。A4サイズのリングファイルにまとめられており、視覚的に理解しやすい工夫が施されています。例えば、「イラストで学ぶ統合失調症」というコンテンツでは、精神疾患に関する基本的な情報がイラストを使って直感的に学べます。その他にも、病気や障がいに関する情報をわかりやすくまとめたシートや、リラックス法を紹介する「こころとからだのメーター日記」など、幅広いテーマにわたるアイテムが揃っています。

ユーザーの声

ユーザーの声も非常に好評です。「全部が一冊にまとまっているところが使いやすい」とソーシャルワーカーが述べ、保健師は「必要な時に使えるアイテムが多く、印刷して持ち運べるのが便利」と話しています。また、相談員からも「イラストがかわいいので子どもたちが関心を持ってくれる」という声が寄せられています。

支援の場での配慮

このファイルは、相談支援現場において自然にアイテムを提示できる構成になっており、ページをめくりながらさまざまな情報にアクセスできます。また、最新素材や有料素材（16点）も収められており、必要に応じて自由にカスタムできるリングファイル仕様が採用されています。

歴史と今後の展望

「ぷるすあるは」は2012年より「子ども情報ステーション」を運営しており、子どもやその家族、支援者に向けて役立つ情報やイラストツールを発信し続けています。『ぷるす工房ファイル ver.3』は、2025年に全面リニューアルされるサイトの一環として、今後もツールの充実を図る予定です。現場で「必要だけど存在しなかったもの」を作り出す姿勢は、引き続き支持されていくことでしょう。