女性の働きやすさを追求するトイレリニューアルの取り組み

生理周期を考慮した女性のための職場環境

名古屋にある株式会社セントラル防災は、女性が快適に勤務できる職場環境づくりに注力しています。1987年の設立以来、防災設備のメンテナンスや工事を手掛けてきた同社ですが、社員の健康や女性の働きやすさを重視する姿勢が、実際の施策に表れています。

トイレリニューアルの背景

最近、同社ではトイレのリフォームを実施しました。新しいトイレは見た目が美しいだけでなく、機能を充実させることでさらに利用しやすい空間を目指しました。特に注目すべきは、トイレ内に導入された暗証番号付きの個人ロッカーです。このアイデアは、女性社員が抱える小さな違和感、具体的には生理中に生理用品を持ち歩くことへのストレスを解消するために生まれました。

プライバシーを守るためのロッカー

新たに設置されたロッカーは、4桁の暗証番号で施錠できるため、プライバシーに配慮されています。生理用品やカイロなど、必要なアイテムをいつでも利用できる環境が整えられたことで、多くの女性社員から高い評価を受けています。実際に用意されたアイテムには、ナプキンやストッキング、下着などが含まれており、特にカイロは生理痛を緩和するために役立つと喜ばれています。

女性社員の声

施策実施後、多くの女性社員が感謝の声を寄せています。『会社周辺には買い物できる場所が少ないので、急な時にも安心です』や『生理中も周りを気にせずにトイレが使えるようになりました』という意見が多く寄せられています。また、『ロッカーが鍵付きで安心』との声も目立ち、継続を希望する声が多いことがわかります。

今後の取り組み

株式会社セントラル防災の代表取締役、板谷勝治氏は、今後も社員の健康や女性社員の活躍向上を目指した取り組みを継続すると語っています。『健康でいきいきと働くことができる基盤が、社員の効率を引き上げ、企業の成長にもつながります。』このように、企業の目標である「ヒトと建物の未来を守る」ために、真摯な取り組みを続けていく意向を示しました。