SPREADが受賞
2022-11-17 17:00:01
クリエイティブユニットSPREADが2年連続でRed Dot Design Awardを受賞
クリエイティブユニットSPREADの快挙
2022年10月28日、ドイツ・ベルリンで行われた『Red Dot Design Award 2022』の授賞式にて、話題のクリエイティブユニットSPREADが2年連続でグランプリを受賞しました。本賞は、世界で最も権威のあるデザイン賞の一つであり、その中でも特に優れた作品に与えられる「Best of the Best」の栄冠を獲得したことは、デザイン界における重要な出来事と言えます。
受賞作品とその背景
今年度の受賞作品は、金属加工の産地「燕三条」の文化をテーマにした展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」です。この展覧会は、燕三条のものづくりの歴史や職人技術を映像や音響、実物と共に体験できる内容となっており、来場者は工場の雰囲気を存分に味わうことができます。
展示会場は、かつて利用されていた広さ2,000㎡を超える廃工場で、そこに金属コンテナを採用した展示什器を設置。さらに、映像スクリーンとしても鉄板を利用し、迫力ある演出を実現しました。来場者は、工場の生々しい音と映像に囲まれながら、製造プロセスを体感し、独自の視覚体験に浸ることができます。
SPREADのデザイン哲学
SPREADは、山田春奈と小林弘和という二人のデザイナーから成るチームです。彼らは環境デザインとグラフィックデザインの融合を目指し、色彩に重点を置いたクリエイティブ活動を展開しています。彼らのデザインは、社会課題の解決にも寄与することを目指しており、今回の受賞はその集大成とも言える成果です。
新時代への指針
デザインには、物の見方や感じ方を変える力があるとSPREADは信じています。彼らは、「Mesh Virus-Control Flag Partition」などのプロジェクトにおいて、ウイルス抑制技術を用いた新しいパーティションを開発し、コロナ禍においても人々が安全に集まる空間を提供しています。このようなデザインの進化は、時代の変化に即応し、社会にとって必要な価値を生み出しています。
コロナ、戦争、気候変動など地球規模の問題にデザイナーがどう向き合うかが問われている今、SPREADの活動はその一助となることでしょう。当日参加した授賞式では、そうした問題に対するデザインの力を感じたと彼らは語っています。
未来への展望
SPREADは、過去12年間で8度の受賞歴を誇りますが、この受賞をゴールではなく次のステップへのプロセスとして捉えています。彼らのデザインには、常に社会との対話があり、未来の創造に向けた意欲が感じられます。
これからもSPREADがどのようにデザインを通じて社会に変化をもたらすのか、期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社スプレッド
- 住所
- 東京都渋谷区上原2-29-14
- 電話番号
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