新海友樹子が描く人と自然の関係性とは？初個展「Rebirth」を日本橋で開催

新海友樹子による初個展「Rebirth」

2025年2月15日から3月7日まで、東京都中央区の日本橋N11ギャラリーにて、新海友樹子の初めての個展「Rebirth」が開催されます。この展覧会では人と自然とのつながりを深く探求する作品が数多く展示され、その独自の視点からアートを楽しむことができます。

展示の概要

「Rebirth」という展覧会タイトルには、人間も自然の一部であるという想いが込められています。新海さんは自身の身体の一部が生物のサイクルにどのように組み込まれているのかを、作品を通じて問いかけます。
その中で、彼女が使う粘土にはかつて何かだったものが込められているかもしれないという考えも反映されています。「今」を生きる私たちが持つ身体の意義を表現することに、彼女は挑戦しています。

アーティストと作品の背景

新海友樹子は1999年に東京都で生まれ、2023年に東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業後、2024年にはRoyal College of Artのグラデュエート・ディプロマファインアートを修了しました。現在は再度東京藝術大学大学院で研究を重ねている彼女は、絶え間ない変化の中で人間と植物、動物、AIとの共生をテーマにした作品を手掛けています。

彼女の作品の一つには、火葬場で目にした身体と関わりのある詩が存在しており、表面的な美しさだけではなく、深い意味を持つストーリーが潜んでいます。視覚から得られる印象だけではなく、鑑賞者に感じ取ってほしい何かがあります。