J-CATの新しい挑戦
J-CAT株式会社が発表した新しい法人向けサービス「Wabunka Enterprise」は、2025年10月に日本文化を核とした特別研修プログラムを実施しました。このプログラムは、国際的な企業や団体向けにカスタマイズされたもので、参加者が日本文化を多角的に体感できる内容になっています。初の本格的な試みとして、文化体験そのものを研修の中心に据えています。
プログラムの内容
「Wabunka Enterprise」は、参加企業のテーマや課題に基づいてオリジナルのプログラムを設計しています。具体的には、茶道、書、工芸、食などの日本文化の要素を合わせ、参加者が異なる価値観を理解し共感できる体験を提供します。例えば、茶道では、ただの飲み物を越え、思いやりや礼儀の重要性を再認識する機会を与えます。これまでの研修では文化体験を一部として取り入れるケースが多かったのですが、今回はそれ自体を核にした内容が特徴です。
特別プログラムの実施
今回の研修の舞台は、横浜の名園「三渓園」です。この日本庭園は、静寂と美しさに溢れ、古き良き日本の精神を感じさせる場所です。プログラムは、複数の文化体験を一つの流れとして統合しています。
- - オープニングセッション: 臨済宗妙心寺の副住職・松山大耕氏による禅の教えを通じて、共に「流れ」を作ることの重要性を学びます。
- - 茶道体験: 宗和流茶道十八代家元の宇田川宗光氏から、茶道の裏にある思いやりについて学び、参加者はその所作に込められた意味を理解します。
- - 金継ぎ体験: 鎌倉彫の三橋鎌幽氏の指導の下、破損を受け入れ再生するプロセスを自らの手で感じる貴重な体験です。
- - 食文化プログラム: おにぎり協会の中村祐介氏が、地域に根差した日本の食文化を伝え、食を通じて結びつきを体感します。
- - 坐禅体験: 再度松山大耕氏が登壇し、静寂の中で心身を整え、気づきを深める時間を設けます。
今後の展望
「Wabunka Enterprise」では、様々な企業や団体のニーズに基づいて、独自の体験プログラムを構築しています。日本文化を“学ぶ”のではなく、“活かす”ことで、新たな価値感を生み出すことを目指しています。今後も、対象企業の期待に応える形で、文化体験プログラムの企画を進めていきます。
お問い合わせについて
海外のメンバーとのチームビルディングや企業研修を考えている方は、是非「Wabunka Enterprise」へ問い合わせてみてください。最適なプログラムを手掛けて、グローバルな学びを支えていきます。
より詳細な情報は、
Wabunka Enterpriseの公式サイトをご覧ください。