アットホームと弥彦村、空き家情報の連携を開始
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社は、2024年7月より、新潟県西蒲原郡弥彦村が運営する「弥彦村空き家・空き地バンク」とのAPI連携を発表しました。この連携により、弥彦村の物件情報がアットホームを通じてより多くの人に届くことが期待されます。
API連携により業務効率化
アットホームと弥彦村の連携は、物件情報の自動更新を実現します。これにより、弥彦村の担当者が「アットホーム 空き家バンク」を通じて物件情報を更新すれば、その内容が自動的に弥彦村側にも反映される仕組みとなります。このプロセスは、自治体の作業負担を大幅に軽減し、業務の効率化に寄与します。
子育て支援と移住促進の取り組み
弥彦村は、住環境の魅力を高めるために、子育て支援および移住促進に力を入れています。「日本一“子”を産み育てやすい村づくり」を目指し、子ども一人あたり最大500万円を超える支援を提供しています。また、U・Iターンや結婚新生活を支援する補助金制度も設けており、地域に新たな住民を呼び込むための活動を展開しています。
空き家バンクの重要性
空き家問題は全国各地で深刻化していますが、地域の活性化には空き家の利活用が不可欠です。「アットホーム 空き家バンク」では、全国の空き家情報を集約し、消費者に向けて地域の魅力や移住支援情報を提供しています。2024年6月末時点で、800を超える自治体が参画し、9,000件以上の物件が掲載されています。
地域活性化への期待
弥彦村の本間芳之村長は、API連携によってより多くの人に弥彦村の空き家情報が届くことを期待しています。「この連携により、弥彦村空き家・空き地バンクが利用され、地域の活性化が進むことを期待しています」と村長は述べています。
アットホームは今後も、地域の空き家情報の流通を活性化し、自治体の課題解決に貢献することを目指しています。弥彦村が持つ多彩な魅力や支援制度を広く知らしめることで、定住人口の増加が期待されています。
参考リンク