ネスレ日本とキッコーマン食品、海上輸送を開始
ネスレ日本株式会社は、兵庫県姫路市にある姫路工場で生産される「ネスカフェ ゴールドブレンド」を含む飲料製品の輸送において、関西と関東の間での海上輸送を新たに開始します。この取り組みは、キッコーマン食品株式会社との協同によるもので、往復貨物を合わせる「ラウンド輸送」を導入し、輸送の効率化を図っています。
新しい物流手法による効率化
海上輸送の開始により、トラック運転手の不足といった物流業界の課題を解決するため、ネスレ日本はトラックの荷台だけを船で運ぶ方法を採用します。これにより、一部の長距離輸送を船舶で行うことで、時間とコストの節約を目指しています。さらに、キッコーマン食品との連携により、運送効率の向上が期待されています。
例えば、キッコーマン食品の調味料製品「キッコーマン 濃いだし 本つゆ」と、ネスレ日本の「ネスカフェ ゴールドブレンド」が一つの輸送手段で効率的に届けられることになります。
環境への配慮
この新しい輸送方法により、年間の二酸化炭素(CO₂)排出量を約47%削減できる見込みです。これは現行のトラック輸送のみで配送していた際と比較される数値であり、持続可能な物流体制の構築に向けた重要なステップです。
現在の物流業界はドライバー不足に直面し、安定した製品供給が難しくなってきています。このような背景を受け、少しでも環境負荷を軽減しながら、より多くの製品を安定供給するための方策が求められています。
具体的な運送計画
海上輸送は2026年6月から開始される予定です。具体的には、
- - キッコーマン食品:6月5日より関東~関西間での輸送が開始。
- - ネスレ日本:6月9日より関西~関東間での輸送が開始。
輸送は毎週1回、往復で行われる予定で、貨物は以下のように運ばれます:
- - 往路は、キッコーマン食品 N-DC(千葉県流山市)から千葉港を経由し、兵庫県高砂市にあるキッコーマン食品 高砂DCに届けられます。
- - 復路は、ネスレ日本の姫路工場から堺泉北港を通り、千葉県野田市のネスレ日本 野田物流センターに向かいます。
輸送に関しては、物流拠点から港へはトラックが使用されます。
今後の展望
ネスレ日本はこの取り組みを通じて、持続可能な物流体制の構築をさらに推し進める考えです。また、地域を拡大し、多様な分野での物流連携を進めることで、業界全体に影響を与えることを目指しています。この取り組みが成功すれば、他の企業にも波及効果が期待できるでしょう。併せて、この動きは環境保護にも繋がり、次世代へと繋がる新たなインフラ形成へと発展する可能性を秘めています。