電通とテレビ東京、新たなファン体験を創出する取り組みを開始

株式会社電通と株式会社テレビ東京は、視聴者に新しいファン体験を提供するため、共同で取り組みを開始しました。この施策の一環として、人気番組「あちこちオードリー」の5周年を祝うファン感謝企画が実施されます。特に注目されるのは、ブロックチェーン技術を基にしたデジタルサービス「みんなのあしあと」を活用し、視聴者に「デジタル名言」をプレゼントする点です。この新しい試みは、視聴者がコンテンツとのつながりをより強めることを目的としています。

2024年8月14日から配布が始まったデジタル名言は、すでに22000人以上の視聴者に取得されており、様々なファンイベントへの参加も促進されています。例えば、8月20日に開催されたオンラインライブ「我々はどこへ行く！？それ言ってどうすんだ祭り」には約45000人が視聴し、過去5年間のオンラインイベント累計視聴者数は290000人を超える成果を上げています。

従来、視聴者はコンテンツから得られる特典や情報を受け取る際、多くの手間や時間がかかりました。しかし、電通とテレビ東京は「みんなのあしあと」を活用することで、視聴者がイベントや特典に迅速にアクセスできる環境を実現しました。この取り組みにより、ライト層の視聴者も参加しやすくなるため、ファン層の広がりが期待されています。

今後は、期間限定のポップアップショップや周年記念グッズの発表、さらにはリアルのイベント企画も検討されているとのことです。また、このデジタル名言は音声コンテンツとしても配布が可能で、ラジオや他のメディアでも新たなファン体験を提供する可能性があります。

具体的な施策として、番組内で掲出されるQRコードを読み込むと、わずか二回のクリックでデジタル名言を手に入れることができます。このスタンプラリー形式は2025年3月まで毎月実施され、コレクション数に応じて特典も用意されています。このように、デジタル名言の保有者には継続的に番組やイベントの情報が送信され、さらなるファンコミュニケーションの強化が図られています。

電通は今後も、メディア企業やエンターテインメント、スポーツコンテンツなどとのパートナーシップを強化し、業界全体の成長を支援する方針です。これまでにない視聴者参加型の施策が進化しつつあるこのプロジェクトは、多くのファンに愛される新たなスタートを切ることでしょう。