ベライゾンの新サービス
2014-10-09 16:30:02

ベライゾンがアマゾンウェブサービスとの接続を強化し新クラウドサービスを提供

ベライゾンがアマゾンウェブサービスとの接続を強化



日本法人のベライゾンは、日々進化する企業のIT環境に応えるため、アマゾンウェブサービス(AWS)を新たなクラウドサービス事業者として追加しました。これにより、顧客は動的な帯域幅の割り当てや高いアプリケーションパフォーマンスを享受しながら、マルチクラウド環境を容易に管理できるようになります。

ベライゾンの新サービス、セキュアクラウドインターコネクト(SCI)は、企業のクラウド導入に必要な拡張性と信頼性を提供することを目指しています。これにより、企業はさまざまな課題を解消し、自社のビジネスニーズに応じた柔軟なクラウド展開が可能となります。

クラウド導入の支援



ベライゾンのテクノロジーディレクターであるティエリー・センダー氏は、「企業ITがハイブリッドコンピューティングに移行する中、SCIは企業に具体的な選択肢を与える」と語ります。このサービスは、企業が求めるセキュリティやパフォーマンス、シンプルな使い勝手を実現することで、幅広いアプリケーションへの対応が可能となります。

実際、最近の調査結果においては、クラウドコンピューティングを積極的に採用する企業がビジネスの俊敏性を高め、競争力を維持していることが示されています。これにより、コスト削減だけではなく、新たなビジネス機会を迅速に捉えることが、企業の成功につながると指摘されています。

AWS Direct Connectとの連携



SCIは、安全で高パフォーマンスな環境を実現するために、AWS Direct Connectとの統合を行っています。これにより、企業はAWSの利用地域やサービス情報を選定した後、専用のネットワーク接続にかかる時間を大幅に短縮することができます。

具体的には、従来は数日から数週間かかっていた接続作業が、SCIを利用すると数分から数時間で完了します。特に、北米のバージニア州とシリコンバレーでは既に提供を開始しており、10月末にはロンドンとアジア太平洋地域の主要都市(シドニー、シンガポール、東京)でもサービスが開始される予定です。

プライベートIPネットワークでの強み



今回のSCIは、ベライゾンが誇る世界規模のプライベートIPネットワークを基盤としています。このネットワークは、セキュリティと信頼性を兼ね備えたプライベートWANソリューションを提供し、any-to-any接続が可能です。また、170以上の国や地域で利用できるプライベートIPは、拡張性と様々なサービスを提供します。

企業の要望に応じたレベルで、遅延やパケットロスに対する厳格なサービスレベルアグリーメント(SLA)も設けており、安心してクラウドを利用できる環境を構築しています。

企業が競争優位を保つための戦略的な道具として、ベライゾンのSCIサービスは大きな期待を寄せられています。ビジネス環境が変化する中、クラウドの最大限の活用を支援する存在として、今後の展開に注目です。

会社情報

会社名
ベライゾンジャパン合同会社
住所
東京都千代田区丸の内1-11-1パシフィックセンチュリープレイス丸の内 18F
電話番号
03-5293-9000

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