鈴木清順生誕100周年記念シリーズがBlu-rayとDVDで登場！

鈴木清順生誕100周年記念シリーズがついに完結！

映画界の巨匠、鈴木清順（鈴木清太郎名義）生誕100周年を祝して、待望のBlu-ray＆DVDシリーズが2023年12月3日（水）に発売されます。このシリーズは、清順監督自身の「清順美学」が体現された映像作品を集めたもので、これまで愛され続けてきた名作や秘蔵作品が多数収録されているのが特徴です。

清順美学の魅力

鈴木清順監督は自身のスタイルを「清順美学」と呼び、そのアバンギャルドでありながらもポップな映像表現によって、クエンティン・タランティーノやポン・ジュノ、ジム・ジャームッシュといった世界的に著名な監督たちからも絶賛されています。彼の作品は常に独創性があり、革新的な映像スタイルで観る者を魅了してきました。

ベネチア映画祭での栄冠

特に注目すべきは、『殺しの烙印』［4Kデジタル復元版］が第79回ベネチア国際映画祭クラシック部門において、アジア映画史上初の最優秀復元映画賞を受賞したことです。このように鈴木清順の作品は、その評価もさらなる高みへと進化し続けています。

発売作品のラインナップ

今回の記念シリーズには、監督デビュー作から代表作に至るまで、多彩な作品が盛り込まれています。事例として、『肉体の門』のBlu-rayに始まり、新興宗教をテーマにしたサスペンス『けものの眠り』や、涙を誘うボクシング映画『百万弗を叩き出せ』、さらには青春映画『踏みはずした春』等、多岐にわたる作品が収録。また、12月には『東京流れ者』[4Kデジタル復元版]や、初期ギャング映画の傑作『暗黒街の美女』、そして『悪魔の街』等もDVDで発売されます。

さらに2024年には、清順監督の影響を受けた『キル・ビル』の高橋英樹主演作『刺青一代』や、『密航0ライン』も新たに加わります。これらの作品は、映像技術の進化により美しい画質で蘇り、観る者たちに新たな体験を提供すること間違いなしです。