国民的漫画『サラリーマン金太郎』の新作オペラ、初の上演決定！

国民的漫画『サラリーマン金太郎』が新たにオペラとして舞台に！

さて、皆様に嬉しいお知らせです。国民的な人気を誇る漫画『サラリーマン金太郎』が、なんと30周年を記念して新作オペラとして上演されることが決まりました。このオペラは、原作の中でも特に社会的テーマに重きを置いた「マネーウォーズ編」を基にしています。2025年9月5日（金）、東京都江東区のティアラこうとう大ホールにて開催されるオペラ『サラリーマン金太郎』は、チケットが7月12日（土）から販売される予定です。

オペラの魅力と見どころ

本作は、マイクを使わずに“肉声”で演じられる歌唱やセリフが特徴的です。演出を手掛けるのは、神尾憲一氏。彼は演劇から能舞台に至るまで幅広い分野で活躍している方で、現代オペラと伝統芸能を融合させる独自のスタイルを持っています。重厚感がありつつもエネルギーに満ちたステージが期待されます。

また、出演者も豪華で、主人公・矢島金太郎を演じるバリトン歌手・栗原峻希を始め、世界で活躍するテノールの中島康晴、繊細なソプラノ歌手・彌永尚美、そして特別出演の京劇武生役者・張春祥が名を連ねています。音楽はオリジナルスコアで、国内外のオーケストラで活躍するティンパニ奏者・坂本雄希も参加するとのことで、クラシックと現代的な要素の融合が楽しめるでしょう。

ストーリー概要とテーマ

新作オペラ『サラリーマン金太郎』のあらすじは、矢島金太郎が経済界の敵と闘う姿を描いています。彼は、日本のテレビ局を再建し、過去の栄光を手放した男として描かれます。しかし、その道のりで出会うのは、世界を牛耳る投資家ジョー・ロス。彼は静かに日本を崩壊に導こうとしており、金太郎は警視庁に収監されるという厳しい運命に直面します。この経済という名の戦場で、金太郎は守るべきもののために命を賭けて戦うことになります。

このオペラは、現代の日本社会の経済の歪みや国家の在り方について、鋭い視点で切り込む作品です。金太郎の強い信念や怒りは、観客に深い共感を呼び起こすことでしょう。原作の魅力を生かした新しい形の舞台芸術がどのように展開するのか、非常に楽しみです。