東京計器が那須工場に防衛管理棟を新設し生産体制を拡充

東京計器、那須工場に防衛管理棟を新設

東京計器株式会社（代表取締役社長執行役員安藤毅）は、2023年12月25日に那須工場内に「防衛管理棟」の竣工を迎え、新たな生産体制の稼働を開始しました。この新棟は、防衛機器の需要の急増に対応したもので、特に防衛予算の増加が背景にあります。

防衛事業の重要性と需要の拡大

近年、自衛隊が保有する航空機や艦艇への搭載機器の需要は高まっており、東京計器が手掛ける防衛関連製品はその一翼を担っています。防衛予算の増額は、この需要の背景にあり、当社の防衛事業の受注残高は過去最高を記録しています。こうした旺盛な需要を受け、東京計器は生産場所の確保や新製品の開発に注力していく方針です。

新たな防衛管理棟の特徴

新たに完成した防衛管理棟は、総床面積5,580平方メートル、約15億円をかけて建設されました。この建物は、増産体制の構築や将来の新製品開発を視野に入れて十分な広さを確保しています。さらに、防衛事業の管理・調達部署が集約されているため、生産体制の円滑化が期待されています。

また、環境への配慮も盛り込まれており、屋上には太陽光発電の設置が可能です。これにより、GHG排出量削減への対応が図られ、さらなるエネルギー効率向上が見込まれています。高断熱仕様を採用することで、空調効率も改善され、消費電力の削減にも寄与します。