水口酒造の「仁喜多津」がフランスでプラチナ賞を受賞
愛媛県松山市に位置する水口酒造株式会社が、2025年のフランス和酒コンクール「Kura Master」において、その代表銘柄「仁喜多津 純米吟醸酒 さくらひめ酵母」が純米酒部門のプラチナ賞に輝きました。この受賞は、同社の酒造りの技術とこだわりが国際的に認められたことを示しています。
Kura Masterとは何か?
Kura Masterは2017年から始まった、日本酒を対象としたフランス主催のコンペティションで、特に食と飲み物のマリアージュに焦点を当てています。審査員にはフランスの食文化を深く理解する専門家が揃い、出品された酒はブラインドテイスティングにより厳格に評価されます。2025年の大会は、第9回目となり、日本酒の品質がフランスのプロフェッショナルによってどのように評価されるのか、多くの注目が集まりました。
受賞した「仁喜多津」酒の特徴
受賞酒の「仁喜多津 純米吟醸酒 さくらひめ酵母」は、愛媛県の特産品であるデルフィニウム「さくらひめ」の花から抽出した特別な酵母を使用した新しいタイプの日本酒です。この製品は、精米歩合60%で、地域の名産品「しずく媛」を100%使用していることがポイントです。トロピカルな風味と華やかな香り、果実のようなジューシーな味わいが特徴で、肉料理や濃厚なクリームシチューともよく合います。
また、2024年の国際ワインチャレンジ(IWC)でもゴールドメダルを受賞しており、国内外で高い評価を得ているだけに、その品質は申し分なく、食事との相性も抜群です。
水口酒造の歴史と展望
水口酒造は1895年に創業され、道後温泉の歴史と共に成長してきました。地域に根ざした蔵元として、「仁喜多津」や「道後蔵酒」、さらに「道後ビール」など、多岐にわたる商品を提供しています。独自の製法や最新の試みを取り入れながら、地域貢献の一環として「地産地消の酒造りプロジェクト」にも取り組んでいます。
創業者の教えである「暖簾を守るな、暖簾を破れ」が全社の理念となり、伝統的な技術を守りつつも新たな挑戦を続ける姿勢が、今回の受賞にも繋がっています。今後も水口酒造は、「道後から世界へ、世界から道後へ」を掲げ、酒文化の発展に努め、国内外の酒好きにより良い製品を届けていく所存です。
詳細情報
水口酒造株式会社は、愛媛県松山市道後喜多町に本社を構え、1895年からの豊富な歴史を誇ります。今後も伝統を守りつつ革新を続け、より多くの人々に愛されるお酒を作り続けていきます。公式サイトや連絡先を通じて、最新情報や製品をチェックしてみてください。
- - 会社名:水口酒造株式会社
- - 所在地:愛媛県松山市道後喜多町3-23
- - 公式サイト:水口酒造
- - お問い合わせ:089-924-6616