朗読劇「カサブランカ」:名作が蘇る
2025年9月、名作映画「カサブランカ」が朗読劇として新たに舞台に登場します。このプロジェクトは『Classic Movie Reading』の一環として行われ、映画ファンのみならず、演劇ファンにも新鮮な体験を提供します。今回は、そのキャストや制作陣の顔ぶれ、物語の背景について詳しくご紹介します。
プロジェクトの背景
『Classic Movie Reading』は、名作映画を朗読劇として再演し、その魅力を再発見することを目的とした取り組みです。これまでに「ローマの休日」や「風と共に去りぬ」など、幾多の名作が上演されてきました。シリーズの第5弾として選ばれたのが、「カサブランカ」です。この作品は1942年に公開され、切なくも美しいラブストーリーが今なお多くの人々の心を惹きつけています。
演出と脚本
本作の脚本は、劇団東京都鈴木区の主宰である鈴木智晴が担当します。彼はメディアを問わず多彩な表現で知られ、特に2.5次元舞台やアニメのシナリオにも携わっています。演出を務める坪井彰宏は、栗山民也演出作品への参加を経て、独自の演出スタイルを確立してきました。今回の朗読劇も、彼の手によって新たな解釈を加えた形で観客に届けられます。
キャスト陣
主演は、リック・ブレイン役に廣瀬智紀が名を連ねます。彼は多くの舞台や映像作品で幅広く活躍する役者です。イルザ・ラント役には元宝塚歌劇団のスター、有沙瞳が期待の存在感を発揮します。ヴィクター・ラズロ役にはダンスボーカルユニット『Lead』の鍵本輝が登場し、力強い演技を見せるでしょう。また、その他のキャストには川上将大、広井雄士、船戸慎士、コウガシノブらが参加し、豪華な顔ぶれが揃いました。
さらに、音楽面では、ボーカルトレーナーで作曲家の奥村健介がサム役として出演し、舞台で生演奏も行います。音楽は物語を深める重要な要素であり、その点でも期待が高まります。
物語のあらすじ
「カサブランカ」の物語背景は、1941年のモロッコ・カサブランカ。戦火の迫る中、自由を求める多くの人々が集まる酒場で、曾て愛し合った男女が再会します。酒場の主人・リックは、亡命者でありレジスタンスのリーダーの妻であるイルザとの再会に戸惑います。過去の愛と現在の自分、選択を迫られる彼の姿が描かれることでしょう。この永遠の名作が、朗読劇として新たに生まれ変わる瞬間を、ぜひ劇場で体感してください。
公演情報
「カサブランカ」は、2025年9月6日(土)と7日(日)に博品館劇場で上演されます。チケットは、特典付きで9,900円、一般席で9,000円となっており、オリジナルのミニフォトブックが特典としてついてきます。会場へのアクセスはJRや東京メトロの各駅から徒歩数分の好立地です。
さらに、リピーター特典として、観劇を重ねるごとに非売品ブロマイドやサイン入りパンフレットが用意されています。これらの情報は公式サイトで随時更新されるため、ぜひチェックしてみてください。
この朗読劇が、世代を超えて愛される名作「カサブランカ」の魅力を再確認する機会となることを願っています。観客の皆様のご来場を心よりお待ちしています。