第12回 BOVAで受賞の「トラブルイズトラベル」
最近、オンラインに特化した動画コンテスト「Brain Online Video Award(BOVA)」が開催され、株式会社サイバーエージェントが制作した作品「トラブルイズトラベル」が見事に協賛企業賞を受賞しました。このコンテストは、映像制作業界の活性化と次世代のクリエイターの育成を目的とし、2013年から続いています。
受賞したこの動画は、東海道新幹線の旅行をテーマにしたもので、タイトルが示す通り、旅行中の予想外のトラブルを優しく描いています。旅行は計画通りにいかないことが多く、そのような瞬間が一番記憶に残ることもあるのです。「トラブルイズトラベル」では、旅行先でのハプニングがユーモラスに描かれ、見る人に新たな視点を与えています。
動画の内容と制作の背景
この作品は、15秒の短いストーリーが3篇構成されており、それぞれ異なるトラブルを扱っています。遅刻、忘れ物、予約ミスなど、本来であればストレスの原因となる出来事を、笑い飛ばすように描写しています。制作チームは、仲の良い友人がスマートフォンで撮影したようなリアルさを目指し、臨場感溢れる映像表現を追求したと言います。
制作担当者の安藤大輔氏は、トラブルの場面でも楽しい思い出をもたらす「EX 旅パック」の良さを伝えることが重要だったと語ります。そのため、視聴者に親近感を持たせるための工夫が随所に見られ、画面の向こう側の旅行者たちが体験する感情をしっかりと表現しています。
また、動画には出演者たちの自然な表情が魅力的で、見ているこちらまで心温まるような作品です。特に「カップル」篇や「忘れ物」篇には、実際に友達同士が旅行中に遭遇しそうなシュールな笑いが散りばめられています。
BOVAの意義と今後の展望
「Brain Online Video Award」は、映像クリエイターが自己表現をするための貴重な機会を提供し、また、企業とのコラボレーションによって新しい可能性を広げています。12回目を迎えた今年も、多くの素晴らしい作品が集まり、その中でサイバーエージェントの作品が評価されたことは大きな成果です。
グランプリを含む全受賞作品の発表は2025年5月30日に予定されており、今後も興味深い展開が期待されます。また、BOVAの公式ページでは、受賞作品の詳細が公開されていますので、ぜひご覧ください。
作品動画はこちら
BOVAがもたらす新しい映像の世界に注目が集まる中、サイバーエージェントの活躍がどれだけのインスピレーションを与えてくれるのか、これからも目が離せません。今後も多様な作品が生まれることを楽しみにしています。