発電所構想の全貌
2025-12-26 16:49:16

カブアンドが発表した「みんなで発電所」構想とは?

カブアンドの「みんなで発電所」構想とは?



株式会社カブ&ピース(以下、カブアンド)は、2025年12月26日から、各家庭が持つ電力リソースを結集して新たな発電サプライチェーンを構築する「みんなで発電所」構想の検討に入ることを明らかにしました。この構想では、家庭の太陽光パネル、蓄電池、電気自動車(EV)といった分散型エネルギーが一つのネットワークで繋がり、効果的に電力を生成することが目指されています。これをVPP(Virtual Power Plant、仮想発電所)と言い、これまで見たことのない電力供給の形が生まれるかもしれません。

なぜ「みんなで発電所」なのか?



電力需要は急速に増加しており、特にAI技術やデータセンターの拡張がその要因です。しかし、日本では大規模発電所へ依存する構造に変わりはなく、その結果、自然環境問題や地震のリスクも抱えています。カブアンドは、こうした問題に直面する中で、個々の家庭が持つ太陽光発電や蓄電池を有効に活用し、より柔軟で、環境への影響が少ない電力インフラを構築したいと考えたのです。

期待されるメリット



「みんなで発電所」構想へ参加することで期待される価値は多岐にわたります。
  • - 各家庭の電気代の軽減
  • - 電力市場へ参加することで得られる収益機会
  • - 電力を「つくる側」の立場に立つことができる
  • - 新たなエネルギーの価値を実感し、株主としての役割を担うことができる。

このモデルは単に電気を使うだけではなく、自らの手で電気を生み出すという新しいライフスタイルへの移行を促進します。

100万世帯が参加した場合の発電規模



もし100万世帯がこの構想に参加した場合、試算で最大約5GW相当の発電能力と約20GWhの蓄電ネットワークを実現できるとされています。これは原子力発電所に換算すると約5基分の電力を生み出すことが可能です。

参加しやすいシステム



「一軒家でないから参加できない」といった理由での制約を解決するため、カブアンドは参加者のライフスタイルに応じた多様な参加方法を提供する予定です。太陽光発電や蓄電池を使用したフル参加型だけでなく、機器の設置なしで投資家として参加できる小口投資プランも用意しています。

災害時への備え



分散型電源ネットワークは、平時のみならず、災害時にも大きな役割を果たすことが期待されています。停電時にはそれぞれの家庭が小さな発電所として機能し、非常用電源として蓄電池やEVが活躍する可能性を秘めています。

今後の展望



「みんなで発電所」構想は現在初期段階にあり、具体化に向けて実証実験やパートナーシップの可能性についても検討が進められています。カブアンドは、この新しいエネルギーの形を参加者と共に創り上げていきたいと考えています。

参加者の期待に応えられるよう、今後の展開に期待が寄せられます。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社カブ&ピース
住所
東京都港区赤坂 1-8-1赤坂インターシティAIR 9F
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。