折り紙アーティストであるタローヤグチ氏の魅力が世界に広まる瞬間が迫っています。彼は、2025年7月1日から6日まで英国で開催される「RHSハンプトンコートパレス・ガーデンフェスティバル」に参加し、特別展示で折り紙のハチドリを提供します。このイベントは、毎年約12万人以上が訪れる世界最大のフラワーショーとして知られ、多くの園芸ファンや専門家が集まる国際的な場です。
この特別な展示は、「For the Love of Lamiaceae(シソ科植物への愛)」をテーマに、庭園デザイナーのShadwell Williams Design StudioおよびPrice Adams Studioと共同で行われます。タローヤグチ氏は、100羽の耐水性折り紙ハチドリを制作し、シソ科植物の美しさと、これらの植物とハチドリの関係に焦点を当てた庭園を再現します。
ハチドリは花粉媒介者として重要な存在であり、特に赤やオレンジの花を好みます。そのため、庭園には、SalviaやMonardaといった魅力的な蜜源植物が植えられ、訪れる人々に自然の美しさを伝えます。タローヤグチ氏がデザインした等身大の折り紙ハチドリは、それぞれ異なる翼のポーズを持ち、花の間を舞う様子をリアルに表現します。
このプロジェクトでは、折り紙の特質を活かしながら、屋外環境に耐える特殊な紙を使用します。雨や風に強い材料を選定することで、折り紙の繊細さを保ちながらも、美しい庭園の一部として存在感を示すことを狙っています。
タローヤグチ氏が運営する「Taro's Origami Studio」は、ニューヨークと東京を拠点にしており、伝統的な折り紙を現代アートに昇華させる活動を行っています。タローヤグチ氏の作品は、商業施設でのインスタレーションからパフォーマンスアート、さらにはファッションブランドとのコラボレーションに至るまで多岐にわたり、その美しさと技術の高さが評価されています。
この素晴らしいガーデンフェスティバルでは、折り紙という日本の伝統技術が新たな形で世界に発信されます。参加者はタローヤグチ氏の折り紙ハチドリが舞う庭園を楽しみながら、自然とアートが融合する瞬間を体感できます。
すべての詳細は、RHSの公式サイトやタローヤグチ氏のインスタグラムで随時更新される予定ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。折り紙とガーデンデザインの見事なコラボレーションを目の当たりにするこの絶好の機会をお見逃しなく!